Heartbreaker（3） (ページ36)

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「んで？なんで右手にしてるの？」

ユナオンニは私の手を指さす。

そこにはギョンスに貰った指輪。

昨日言い合いをしてしまったあとアイリンオンニにも
話を聞いていたウェンディにもすぐ仲直りできるよと言われた。

でも忙しいギョンスたちは朝一のグループで出発していた。

結局、すれ違い・・・・。

携帯にメッセージもない。

そして私からも連絡できていない。

外したことない指輪を外してみた。

急に怖くなって右に付けてみる。

何で・・・怖いんだろうか。

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オンニにもかいつまんで話しをした。

日本であること、しなきゃならない事を話していたから。

「それで、抵抗してみせたんだ。」

「抵抗・・・になってるんでしょうか？」

「まあなってるわよ。
ギョンスは左手だけ見たらかなり焦るんじゃない？」

「私は・・ギョンスと離れたくないのに・・。」

「すれ違うことも、ぶつかることも大切なことよ。
でも逃げちゃ、ダメだからね。」

「・・・・はい。」

「だから、韓国戻ったら連絡をまず入れるの。」

「・・・・はい。」

「映画祭の披露おめでとうって、ね。」

「はい。」

オンニに言われて握りしめてた携帯を見る。

すごいタイミングで通知がくる、

Min Yoongiレコーディングいつだ?

「誰から？」

「・・・・SUGAさん。」

「SUGA？誰それ。」

「オンニ、、防弾少年団・・好きって前に。」

「は？！それってあの？
私のジミンがいるところだよね？」

「・・・・はい。」

「なんでそこと繋がりあるのよ。」

ナナさんとの繋がりです。

なんて言えなくて、楽器屋さんで知り合ったと伝える。

オンニはジミンさんが可愛いって応援してるみたい。

笑うと目がなくなるのが可愛いって。

確かに一度しか会ったことないけど、
可愛らしい雰囲気だったのを覚えてる。

「Aってモテるのね。」

「え、、いや、、あのちが、、。」

「フフフ、分かってるわよ。
向こうから勝手に寄ってくるんでしょ？
だからギョンスも眼を光らせてる。」

「・・・・・・。」

「大丈夫よ。今度からは私が目を光らせるから。」

「？？？・・オンニ？」

「マネージャーは私だからね。」

「！！！」

「久しぶりに現役復帰よ。」

ユナオンニは少女時代のマネジャーを辞めて、
統括するような立場になっているのに。

泣きそうになるとオンニに馬鹿ねって笑われる。