Heartbreaker（3） (ページ27)

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＿127（D.O）ページ27

雨の降る空と同じくらい暗い雰囲気。

それが部屋には充満していた。

さっきまでウキウキしていたベクすらも
黙って、表情を硬くするほど。

ヨンミニヒョンは静かに話し出した。

＿＿＿＿＿ルハニヒョンがいなくなることを。

予想はついていた。

疲れ切ったヒョンを見ていた。

それにあんな風に弱音を吐くヒョンを初めてみた。

見た目が可愛いのに(こんなこと言うとヒョンに怒られるけど)
中身が本当にサンナムジャなんだ。

「・・・・・ルハナ。」

「ミンソギヒョン・・・。」

「なあ、ジョンデ。
俺の頑張りが足りなかったかな？」

「っそんなこと・・！」

珍しくミンソギヒョンが弱音を吐いて、
それをジョンデがいつもよりも眉毛を八の字にして否定してる。

タオは外の雨をずっと眺めてて、
その横でイーシンヒョンがタオの頭を撫でてる。

「ギョンスヒョンは・・知ってた？」

「・・・・知らなかったのかな。
でもたぶん気づいてた・・気がする。」

「そっか。・・・寂しいね。」

「・・・・そうだな。」

ジョンイナはソファーに座った俺の横に座ってて、
肩に頭を預けたまま呟いた。

.
.
.

「ギョンス。ちょっといいか。」

「ヨンミニヒョン。」

ヒョンに呼ばれて、ジョンイナは渋々離れた。

部屋の入り口付近に行くとヒョンは振り返った。

「今回のシークレットステージの件。」

「・・・・はい。」

「もう韓国で話題になっているらしい。
ったくペンってのは情報早いから。」

「Aだってこと・・・。」

「そこまでは見た限り出て来てはない。
今回ピアノ演奏だけで歌った訳でもないし、
ステージ上でも顔はそんなにだしていないし。」

「・・・・・はい。」

「ただ、チャンミンのペンたちがBUNNYって言いだしててな。」

「！！！」

「まあ、元からチャンミンが番組とかで
気になる後輩ってやつで名前上げてたからな。」

「・・・・公表するんですか？」

「いや・・・今の所その連絡はきてない。
Aはあくまでもうちのスタッフの一員だ。」

「なら、いいんですけど・・・。」

あとは上次第だ。

そうヨンミニヒョンは溜息をついた。

そして・・・・

「どこに人の目があるかわかったもんじゃない。
だから、今までと同じは・・・難しい。」

その指輪も気を付けろよ。

そう言って俺の右手を指さす。

ヒョンはなんでもお見通しだ。