Cherry Bomb（2）

＿96（VIXX） ページ46

正規アルバムの発売が決まった。

タイトル曲の歌詞が凄くて、
その世界観に驚いたのは記憶に新しい。


あ、僕はキュートメインボーカルのKENです。



なんかすごい腑に落ちないんだけど、
Aヌナと僕たちの主従関係をみて思いついたって、
プロデューサーが言うから僕らの中でもヌナの歌って言ってる。

まあ、みんなヌナに尽くしてるからね。


ラビはヌナの雰囲気から読み取って飲み物渡すし。

レオヒョンはすぐ自分のジャケット肩に掛けてあげたりするし。

ヒョギはいつもマンネ扱いされるの嫌いなくせに、
ヌナの前ではいつも求められる愛嬌するし。

ホンビンとエンヒョンはノアの送り迎えとか、
連絡帳書いてたり、アッパみたいだし。

あ、僕？

僕はいつもノアと遊ぶ担当。




「ケンヒョン！」

KN「ノア！どした！」

「フフフ・・このあいだね。」


なんて言って話し出したノア。

ノアは子供だけどイケメンだ。

5歳ってことたまに忘れちゃう。

おしゃべりだし、言葉をよく知ってる。





ヌナの周りにいる、レオヒョンとラビとヒョギ。
ノアの周りにいる僕とエンヒョンとホンビン。

この組み合わせはあるあるだ。




矢印のベクトルに気づかないほどパボじゃない。

でもヌナはそれを理解した上で無視してる。


ん〜僕的にはレオヒョン。

ヌナが疲れてると必ずヒョンに寄りかかって寝るから。

言葉少ないけど通じ合ってるし。



大穴はヒョギ？

あ、でもジョングクとか？


ヌナにはたくさんエギがいるから。笑。









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「ねえ、ケン。」

KN「どうしたの？ヌナ。
僕に話しかけるの珍しいね。」

「シックロ。・・あんたノアのこと好き？」

KN「もちろん！なんで当たり前のこと聞くの？笑」

「当たり前ね・・・。やっぱVIXXか。」






そうヌナは小さく呟く。

でもそのときは分からなかった。





ヌナが抱えていたもの。

背負っていたもの。


そして守りたかったもの。






託された僕たちはどうすればいい？


正解なんてないんだろうけど、

ヌナから聞きたい。




それでいい、って。

間違ってない、って。




じゃないと、僕ら従者は見失っちゃうよ？

ヌナは僕らを引っ張てた光だったから。









残されて。

光がなくなって。






ぼろぼろ泣いてるノア。

それを抱きしめることしか出来なくて。


歪む視界。









.







Aヌナが倒れたんだ。

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