_73(EXO) ページ23
色々あった。
なんか心が消耗されてるみたい。
身体の疲れよりもつらくて。
身体の内側から悲鳴が聞こえてくるような、
不思議でいて、耐えがたい感覚。
忙しい中、止まることを許されなくて。
自分の意思で動いてるか動かされてるのか、
もはや分からなくなってた。
なあ、ルハン。
お前がくれた忠告が今も耳に残ってる。
それでも俺はその手を掴めなかった。
中国で活動を再開したという記事を読んで
よかったなって声を掛けたかった。
けど、いまだにできていない。
携帯のメモリーにはお前の新しい連絡先があるのに。
イーシン経由で教えてもらったのに。
連絡する勇気がなかった。
俺たちの関係ってこんな浅かった?
_____ちがうよな?
シウルゥは誰にも負けないカップルだった。
_____そうだよな?
10人になったEXO。
ベクの熱愛もあった。
色々あって、ペンにも悲しい思いさせて。
その分しっかりと活動しなきゃと思えば思うほど
なんか空回りしていく。
「猫ちゃん。」
XM「ヌナ。」
「だいぶ、お疲れみたいね。」
XM「そんなことない…。」
「その顔説得力ないわよ。」
座り込んでる俺の前にヌナは立ってる。
その華奢なお腹に腕をまわして抱き着く。
(ヌナの香りがする)
「バンビに連絡できた?」
XM「できてない。」
「待ってても連絡来ないわよ?
あいつから連絡するの禁じられてるみたいだから。」
XM「・・え・・?」
「やっぱ知らなかった?
今後一切関わらないでくれって言われたらしい。
でも、こっちから連絡するのは良いってこと。」
わかる?って言うヌナはフッと笑う。
ルハンから連絡ないから嫌われたと思ってた。
だから余計に連絡しずらくなっていった。
一日、一日と時間が過ぎればすぎるほど。
「あのバンビはいけ好かないけど、
猫ちゃんの大事な親友なんでしょ?」
XM「うん。」
「さっさと仲直りしなさい。」
頭をかるくぺしっと叩かれる。
この人の優しさは遠回しだ。
でもそれが感じられると嬉しくてたまらない。
K-POPが沼ってよく使われる言葉だけど。
俺からすればヌナが沼だ。
足がとられて身動きできなくなって、
どんどん溺れていくんだ。
「小犬もナムジャだったのね。」
XM「あいつ最近へこんでるからからかわないであげてよ。」
「いや、無理でしょ。
まあ相手が相手だし、どんまいって感じ。」
おい、ベク。
お前の飼い主薄情だな。笑。
200人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
VV(プロフ) - 舞桜さん» いつもありがとう!!もう少しで終わりです! (2017年10月25日 21時) (レス) id: 3587de7370 (このIDを非表示/違反報告)
舞桜(プロフ) - もちろん★10にしたよ! (2017年10月19日 22時) (レス) id: 4b160cd092 (このIDを非表示/違反報告)
VV(プロフ) - イチゴウユさん» 初めまして!感想ありがとうございます!リクエストありがとうございます。期待に応えられるJBになるか心配ですが、GOT7は出していきたいと思います!! (2017年9月4日 22時) (レス) id: 3587de7370 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴウユ - 初めまして!!いつも更新楽しみにしてます♪リクエストなのですが、Got7のJBを出してほしいです!!宜しくお願いします。作者さんの作品は本当に面白くて大ファンです!!これからも頑張って下さい!! (2017年9月2日 10時) (レス) id: ccb65f34b8 (このIDを非表示/違反報告)
VV(プロフ) - りぃさん» こんにちは。コメントありがとうございます!ハイリスクノーリターンは主人公を表すいい言葉ですね。笑。更新頑張ります! (2017年8月29日 20時) (レス) id: 3587de7370 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:V.V. | 作成日時:2017年8月18日 15時