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カイさんの言葉に自分の表情が歪んだのが分かる。

テミンって私は1人しか知らない。

3年前までヌナと慕ってくれていた存在を。



でも何も言わずに姿を消してから関わりはない。




もしかしてと手元の資料に視線を落とす。

メンバーのプロフィールが書かれたそれ。



「カイさんが…ジョンイン、さんですか」



テミンがよく話題に出していた人物。
練習室で練習している後ろ姿だけ見たことがある。



KI「やっぱりテミンが言ってたヌナなんですね」



私の動揺が伝わったのかカイさんは納得してて、

そんなカイさんに他のメンバーが何なにと
興味津々に問い詰めている。



LH「アイドルと仕事してたんだ、なんか納得。
だってるぅ見てもなんの反応ないんだもん。」

【ガキがなに言ってるの】


中国語で返すとすごい驚いた顔。


いつの間にか隣にいたルハンさんに言われる。

アイドルで騒ぐ年じゃないってとこころの中で
少し悪態をついてしまった。

それに彼らはかなり年下だし。


でもVIXXも同年代になるのか。

彼らのほうが大人っぽいな。




もう授業になんないな、と思い時計を見る、
もともと予定していた時間まであと10分。



「…今日はこれで終わりにします。
テストした内容次回までに完璧なにしてください。
日本でのファンミーティング決まったみたいなので
その中からMC話せるようにしますので。」


そういうとみんなまた手元の答案用紙を見る。
ファンミーティングだってって嬉しいそう。



「では、失礼しま、す?」


帰ろうとするとカイさんに腕を掴まれる。
無言で口を尖らせてる。



「あの、手離してください。」
 
KI「………だめ…」

「何故ですか?」

KI「…捕まえててって言われたから。」



捕まえててって、誰に?

そのやり取りを何故か皆さん見守っていて、
いや、助けてくれよって思ったのは秘密。



でも突如開いたドアに

すぐさま来た衝撃に


なにも言えなくなる。





TM「Aヌナ!!!」




懐かしい声で私の名前を呼ぶから。

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設定タグ:VIXX , K-POP , KEN   
作品ジャンル:タレント
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作者名:V.V. | 作成日時:2016年9月22日 22時

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