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月日はあっという間に経った。

スマン先生には申し訳ないのだけど、
私は会社に戻らずにフリーで仕事を続けてる。



通訳に語学の先生なんかがメイン。

ドラマの字幕を任された時は嬉しいと同時に

プレッシャーから胃腸炎になりかけたけど。



スマン先生はフリーならうちからの仕事も
受けることできるよね、と言われてしまった。


おかげでまたあの事務所の期待の新人とやらに
日本語を教えて欲しいという依頼が来た。



ジェファンと約束しているショーケースの仕事も迫っていて
そこそこというか正直かなり忙しい。



でも断れなかった。

先生が私を認めてくれている証でもあるから。


それいいように使われてない?
なんて先輩は心配してくれていたけど、それでも構わなかった。



恩返しがいたい気持ちは嘘じゃないから。








ピコン



カトクが来たと思ったら、連続して鳴る通知音。

一体なんだって開くとVIXXのグループから。


開いて遡ると…



《今日、1位候補に挙がった!!》



とハギョンからのメッセージ。

それにジェファンやシガがスタンプを押しまくっている。

ヒョギやホンビン、テグンでさえも。






正規アルバムを引っさげカムバックをしたVIXX。

このアルバムで1位を取りたい。

その思いはみんな同じで、強い願い。

彼らはそれ以上の努力を積んできたって
胸を張って言えるから自分のことのように嬉しかった。



ファイティン、とメッセージを送ると、
すぐに既読になり返事が来た。



《ヌナ〜ありがとう》

《ちゃんと応援しててくださいね》

《頑張ります!》

《最後まで努力します》

《ヌナ観ててね!》

《A、ありがとう》


一斉に帰ってきた返答に笑みがこぼれた。







はぁ、あの問題児たちとのレッスンが待ってる。

時間を確認してカフェを出る。



彼らもヒョギくらい真面目に勉強してくれればいいのに
などと心の中で愚痴をこぼす。



ヒョギはたまにSkypeなどでレッスンしてと
自ら連絡してをくれる。


その度に上達していて驚いている。


そんなことを考えていると、目的地に着く。

気が重いなか、大きなドアを潜って行った。

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設定タグ:VIXX , K-POP , KEN   
作品ジャンル:タレント
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作者名:V.V. | 作成日時:2016年9月22日 22時

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