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「ジェファナは歌うの好き?」



ランチを食べ終えて(美味しかった‼)

ラテを飲みながらAヌナが問いかけた。

すごく優しい声だけど、なぜかちょっと
悲しそうな、寂しそうな感じがした。




KN「歌うの大好きだよ。でも今はいろんなことが好きになった。
アイドルの仕事も好きだし、苦手だったダンスも好きだよ。」

「…うん…」

KN「それにVIXXのみんなも好き。マネヒョンも好き。
もちろん応援してくれるペンのみんなも好き。」


僕の言葉を聞きながら、Aヌナの視線が
手元のカップから僕へと移った。

Aヌナがどうして聞いたのかなんてわからない。
けど僕は素直に思っていることを話した。



KN「Aヌナのことも好き。」


へへっと笑うと、Aヌナは驚いた顔のあと
一緒に笑ってくれた。


でも瞳がウルウルしていたの気づいた。

それは本当に一瞬で、下を向いたヌナが
顔を上げたら見えなくなっていた。




「私もね、みんなのこと好きだよ。
・・・それにこの国も言葉も好き。
みんなに出会えた場所だし、
大切な思い出がたくさんあるの。
大事な人がたくさんいるの。

今の仕事も好き。だからこれからも宜しくね。」



そう言って笑ったAヌナ。

何かを決意したような、自分のなかで納得いく
決断をしたかのような表情をしていて。


気になったけど、聞かないほうがいいのかな?
なんて思ってしまって、結局聞けなかった。


そろそろ行かないとっていうヌナの声に
さよならが近づいていることを思い出す。



KN「そうだ、Aヌナ。
今度の日本でのショーケース見に来てくれる?」

「そうそうあるよね!
ショーケースの時の通訳してって頼まれてるよ。」

KN「え、ほんと!?やったぁ。」

「それまでに発音の確認ちゃんとしてよね。」

KN「ヌナが教えてくれるなら頑張るよ‼」

「もう、ジェファナは調子いいんだから。」




そう言って笑いあって席を立つ。

次に会えるのは2か月後のショーケース。

それまではアルバムの準備やなんかで結構忙しい。





KN「Aヌナ、元気でね!
僕もいろいろいーーっぱいい頑張るから、
今まで以上に愛と応援をよろしくね。」

「うん(笑)」


以前の別れよりもずーーっと良い。

タクシーに乗り込むAヌナを笑って

見送ることができた。

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設定タグ:VIXX , K-POP , KEN   
作品ジャンル:タレント
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作者名:V.V. | 作成日時:2016年9月22日 22時

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