答えは君だから (2) (ページ35)

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KN「ウォンシガー、あれヒョンは？」

宿舎について、ドア側に座っていた僕は
さっさと降りて部屋に帰って来ていた。

競争しようと走り出してエレベーターに乗って、
一緒に乗れたヒョギと一番乗りした。

次に帰って来たのはエンヒョンとホンビン。
うん、このコンビは運命だよね(笑)

最後にシガとレオヒョンが戻ってくる、
そう思っているとシガは一人で帰ってきた。

RV「…なんかそのまま乗っていった。」

KN「？？？用事でもあるのかな？」

RV「分かんねぇ。」

シガはそう言うと自分の部屋に入っていった。
そんな日もあるか。そう思って自分も部屋着に
着替えるべく部屋に入る。

楽ちんなスウェットに着替えて、
リビングのソファーに座る。

エンヒョンはすぐにお風呂にいって、
綺麗好きを発揮しているホンビンは洗濯してる。
ヒョギは課題がといって部屋にこもってるし、
シガも携帯で誰かと電話している。

ふと思い立ってヌナに貰った日本語の教科書を出す。
中国語も練習しているけど、気分は日本語だ。
それはAヌナのせいだと思う。

事務所のスタッフである、語学の先生に、
早く覚えたければいい恋をしないとねと言われた。

その時は意味が分からなかったけど、
いまなら分かる。

だって理解したいし、もっと知りたい。

そんな欲が湧いてくる。

だからその言語のネイティブの人に恋すると
早く理解できるし、覚えるんだな。

KN『ぼくのなまえはケンです。』

KN『かわいいメインボーカルです。』

KN『かがやくほし、あいしてる。』

口にだして読みながらノートに書いていく。
この日本語のひらがなってすごく可愛い。
丸くて書くのが大変だけど…。

RV「…ケンヒョン？」

KN「ん？なに？」

RV「日本語勉強してんの？」

KN「そう！Aヌナ来たらまた練習始まるでしょ？
日本語で歌って驚かせたいからね！！」

J-POPはまた違う良さがある。
特にバラードの歌が好き。
芸名の由来である平井堅さんとかも。

いつかAヌナに向けて歌えるといいな

そんなことを目標にしていたりする。
だから日本語頑張って上手くならないと。

俺もやろうかなぁとシガが言うので
一緒に教科書をのぞき込む。
すると洗濯が終わったホンビンも来て、
結局みんなで勉強した。