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ついに帰ってきた韓国。

いろいろ準備があって、
あれから1か月半くらいかかってしまった。

大きな荷物はすべて送ってしまったから
この軽装できたの?と言われてしまいそう。

スキニーパンツにシンプルなニット
寒いからダウンコートを着て。
黒縁の眼鏡にクラッチバック。

空いてる時間帯を狙ったのに
なぜか若い子があふれているロビー。

有名人でも空港を利用するのか。


今日から1週間は休暇をもらっているから、
VIXXの6人に会うの少し先かなんて考えながら
それまでに荷ほどきといろいろ買い出ししないと。

考えなながら歩いていたから
後ろから走ってくる人に気づかなかった。



突如襲った衝撃に身体が前に倒れる。
咄嗟に壊れて欲しくない機器が入ってる
バックを抱え込んだ自分をほめてやりたい。


「…っ…いた…」

どうやらぶつかって来たのは男の人。
私は倒れたのにそっちは立ってる。




「おい、時間がない何してんだ。」

「いやヒョンが急かすからぶつかったんじゃん。」

「面倒なことになったな。」

「いや、君怪我ない?」

「お前は先に行け。」

「いやでも…」

「あの声聞こえるだろ。」




痛みに歪む視界の先で話す二人組。
どこかで見たことがある。

でも遠くから走る音とキャーキャーと
甲高い声が聞こえてくる。

あ、この人有名人か。





「あの、私は平気なので早く逃げた方がいいのでは」


そう言うと二人がこちらを見る。
視界がはっきりして顔が見える。

あ、この人……



「一緒に来て!」


突如その人に腕を引っ張られて立たされる。
それに目を見開いていると手首を掴まれたまま彼は走り出す。
その力に引っ張られて足が勝手に動く。

外に出てすぐに止まっていた黒いバンに押し込まれる。

それは時間にしてほんの数分。

あっという間の出来事に何も言えない。




【先生、久しぶりだね】


呆然とする私を他所に動き出した車。
私に気づいたのか、覚えていたのか、
彼は態とらしく言う。


それも中国語で。




【なにしてるんですか?ルハンさん】




そうそれはEXOのルハンだった。

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設定タグ:VIXX , K-POP , KEN   
作品ジャンル:タレント
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作者名:V.V. | 作成日時:2016年9月22日 22時

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