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彼らと別れて数日。
体調も回復して、荷物の整理も始めた。
3年間で増えたもの。
何も持たずに飛び出してきたようなもので。
家族にも頼らなかったから、
ゼロからのスタートだった。
ふと鳴る通知音に携帯を操作すると。
意外な人物からの連絡。
RV《ヌナはカイテムと知り合い？》
ウォンシクからきたメッセージ。
カイテムってなんだと思っていることに気づいたのか
続けざまにEXOのカイとSHINeeのテミンとメッセージがくる。
《テミンは前に勤めてた時の知り合いで、
カイさんはEXOの日本語授業の時に2回ほど
会ったことがあるだけだよ。》
RV《そっか。EXOとの仕事はまだあるの？》
《お世話になったスマン先生にお願いされて、
断ることできなかったから…。まだあるのかな。》
RV《ヌナも分かんないんだ(笑)》
《正直言うと、あの事務所の人たちと関わるのは
良くないって思ってるの。お互いに、ね。》
RV《テミンがヌナは有名だって言ってたから
関わることで、またヌナが嫌な思いしない？》
《有名ってただのスタッフだよ？
君たちに話を聞いてもらえて、少し前を向けたの。
だから逃げたくもないって意地もある。
でも彼と会ったら、またボロボロになるのかな…》
RV《そうならないように俺らがいるんだって。
こんなに頼りになる男たちなかなかいないよ》
彼らとの会話で私が出てきたのだろうか。
テミンはともかく、カイさんはあの授業以来
会ってもいないし、勝手に交換されていたカトクに
セフンさんと連絡が来ていたが、無視した。
それに彼らの連絡先は消した。
関わるつもりもなかったから。
直接なこと言わないけどウォンシクは心配して
連絡をしてきてくれたのだろう。
《こんなヌナですが宜しくお願いします。》
RV《お願いされました(笑)》
そう伝えるとすぐに返事をくれた。
本当に頼りになる弟たちだ。
RV《そうだヌナ、ジェファニヒョンからこの間の
控室での写真送られてきた？》
《さっき来てた！みんな大きいから私が小さく見える！》
ジェファンから届いた画像はショーケースが
始まる前に控室で撮ってもらったものだ。
RV《それ待ち受け画像にして！》
《ん？なんで？》
RV《いろいろと魔除け(男除け)になるから！》
《えっと、…わかった。》
RV《絶対かえるなよ！》
魔除けってなにからの…と思ったけど。
素直に変更しようと操作する。
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作者名：V.V． | 作成日時：2016年9月22日 22時
