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Aヌナを送り出して宿舎に戻る。

メンバーの間に昨日までの不協和音はない。

元に戻れてよかった。




そしてヌナのこと知れて嬉しい。

僕では頼りないけれど、スーパーヒーローになる
といったのはウソなんかじゃない。

本当に心からの本心。

疲れて動きが鈍くなっている体をなんとか動かして
携帯を引っ張り出してメッセージを打つ。


《ヌナは明日何時の飛行機?》



時間が合えばお見送りに行きたい。

そんな願望とともに送信を押す。


Aヌナを思うと切ないけど、
心が少しあったかくなるんだ。

そのポカポカにまぶたが重くなる。

気づけば眠りに落ちていた。







N「ジェファナ!起きて!」


その声に意識が浮上する。
なんか幸せな夢を見てたのに覚えてないや。

エンヒョンの方を向くともう準備ができてる。


やばい、仕事!!



洗面所にダッシュするとリビングから
シガが覗き込んで、あと5分!と急かす。

分かってる!ヒョンはいま急いでるよ!

急いでるけど化粧水だけは塗って、
これしないとメイクヌナに怒られるから。

お気に入りのいつのもセットの洋服を着る。

間に合った!!とリビングに戻ると
みんな支度し終わって待っててくれてた。

レオヒョンはもうマスクまでしてる。

シガが近寄ってきて、

RV「これでも被って!」

そう言ってキャップを渡してきた。
ハッとして鏡をみると見事な寝癖が付いていた。


そそくさとキャップを被って玄関で靴を履いてる
みんなと合流する。


今日も音楽番組の収録だ。




乗り込んだマネヒョンの運転するバンのなかでふと思い出して携帯を取り出す。


《明日は午後の3時の飛行機だよ》


ヌナからの返事が来ていて、
顔がにやけてしまう。

明日は朝イチ撮影があるけど、午前中で終わって
そのあとは夕方からから取材。

会いにいける!!


《明日ランチ行こう!!》

《仕事じゃないの?》

《昼間はオフ!だからお願い!》

《少しでも休んだ方がいいよ》

《せっかくヌナが韓国に来たのに、
僕なにもできてない!オススメ案内するって約束したのに》


そこまでやり取りして目的地に着いてしまった。
返事が途切れちゃうよ〜どうしよう。

ちらっと覗くとペンのみなさんが大勢待っていてくれている。




ピコン

《…じゃあ、仕事終わったら連絡してね》


その返事をみて、僕はいつも以上に
ファンサービスという名の愛嬌を振りまいた。

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作品ジャンル:タレント
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作者名:V.V. | 作成日時:2016年9月22日 22時

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