scene＿11 ページ11
(ハンビンside)
圧倒されるのは久しぶりだった。
同時に悔しい、と感じた。
曲が始まる一呼吸前。
たぶん、あいつが息を吸い込んだ。
その時に空気が変わった。
曲が終わるとジヨンヒョンが拍手してた。
それにヤン代表も笑ってた。
GD「Aさすが！」
「どうも、ありがとうございます。」
GD「なに、急に敬語ｗｗ」
「いや、だって収録されてるしね。」
GD「気持ち悪いからやめてｗｗ」
あんなにパワフルなダンスだったのに、
それも歌って踊ってたのに息が切れてない。
想像していたよりも、ハスキーな歌声だった。
「Aはいい起爆剤になるな。」
「パ…代表はそれが目的ですよね？」
「ああ、よく分かってるな。お前は決まりだ。」
「「「「「「「「！！！」」」」」」」」
俺たちが披露するまえに、決まり？
その言葉に眉間に皺が寄る。
「だが、明日からはあいつらと合流しろ。」
「スケジュールやばいんですけど。」
「お前なら平気だろ？」
「…了解しました。」
ジナニヒョンが渡したタオルの汗を拭いてる。
ヒョンもさすがにちょっと複雑な顔してる。
そりゃそうだ。俺も複雑だ。
どう考えてもBチームの組み直しなのに、
部外者が一番乗りなんて。
.
.
.
確定メンバーを決めよう。
ヤン代表の言葉に嬉しさが少しも湧かなかった。
俺と、バビヒョン、ジナニヒョンが呼ばれた。
３人は確定だと。
残りの３人は他の３人とサバイバル。
枠は４人だと告げられた。
泣いてるドンヒョクに何て声をかけていいのか分からず、
慰めてるバビヒョンとユニョニヒョン。
ジュネも何か考えてるみたいだった。
そんな部屋にはいってきた。
Aってやつは。
「うわ、辛気臭い。」
JY「ちょっとA？」
「まだ負けが決まってねえのに、
泣くとか情けなくない？」
BB「お前に何が分かるんだよ。」
JH「っ、どっかいけよ。」
喧嘩腰になってるジュネとバビヒョン。
それを一瞥してAは言う。
「お前らのチームワークって何？
６人が仲良しこよしでやってること？
だとしたらそんなのただの友達だ。」
そんなもんぶち壊してやる。
そう言うとジナニヒョンのところに行く。
「ジナニ、お前が長男だろ？」
JY「・・・・うん。」
「なら、分かるよな。」
そう言ってAは去っていった。
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VV(プロフ) - あみさん» あみさんコメントありがとうございます。更新が遅くてすみません。相変わらずカメ更新ですがよろしくお願いします。 (2018年5月31日 22時) (
レス) id: 3587de7370 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - めっちゃ続き気になります！更新頑張ってください！応援してます！ (2018年5月24日 17時) (レス) id: 41c52e8730 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：V.V． | 作成日時：2018年5月17日 22時
