＿9（D.O） ページ9
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小さい頃、約束をした。
それは本当に子どもっぽいもの。
だけどすごく大切だった。
念願のデビューから1年。
新しい活動曲はすごいヒットした。
レコーディングもだけど、
毎日必死にダンス練習もした。
12人で披露する曲。
これが始まりだ、なんてかっこつけて思う。
携帯に付けているミサンガを見る。
もう古いし、ところどころ解れてる。
でも外せないでいる。
「ギョンスヒョン。」
「ジョンイナ？どうした？」
「それ、大事なものなの？」
ジョンイナは手の中にあるミサンガを見てる。
「うん。昔お守りって貰ったんだ。」
「すごい古いね。」
「だってたしか中学の時かな。」
「それって、好きな人から貰ったの？」
その言葉に思い出す。
これをくれた人物を。
大事にしまっておいている思い出を。
彼女、Aは幼馴染だ。
生まれたときから一緒にいた。
だから隣にいるのが当たり前だった。
離れる時がくるなんて思ってもいなかった。
小さい頃にAも守るヒーローになるのよ、
なんて母さんに言われてすごく強くなった気がした。
だから泣き虫なAを泣かすやつらをやっつけた。
たまに負けそうになる時もあったけど、
「ギョンちゃん、いたい？」
「こんなのかすり傷だよ。」
「ありがとう。」
「・・泣くなよ。」
こうやって頼ってくれるAがいるから、
絶対に負けなかった。
でも、Aは居なくなったんだ。
前の日、確かになんか変だった。
いつもはペラペラしゃべるのに口数少なくて。
しかも歩くペースもゆっくりだし。
だから手を繋いでみた。
すごい恥ずかしかったけど。
玄関で別れると呼び止められた。
「ありがとう」って言うA。
でも、次の日。
Aはいなくなっていた。
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VV(プロフ) - 華雪さん» 華雪さんコメントありがとうございます。悠太くんはまだまだ出番がある予定なので楽しみにして頂けると嬉しいです。 (2017年9月26日 21時) (
レス) id: 3587de7370 (このIDを非表示/違反報告)
華雪(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく読ませていただいてます！ユータが出てきたの嬉しかったです(o^^o)これからギョンスとどうなるか、楽しみに更新を待ってます！ (2017年9月26日 16時) (レス) id: 42782c3b22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年9月20日 0時
