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練習が再開すると、皆顔つきが変わる。
でも鋭い視線に気づく。
整った顔が不信感に溢れてる。
＿＿＿＿テヨンさんの視線。
それが少し怖くて、俯く。
終わるまで見ててといって去って行ってしまった
先輩を恨みます。(名前が思い出せないけど)
練習している曲はEXOもあるみたいだ。
確かデビュー曲？
あの日、みんなと歌った日。
チャニョル君から音楽プレイヤーを渡された。
断ったのに、新しいの買ったからあげると。
そこには沢山の音楽が入ってた。
ルハンさんもレイさんも中国の音楽を教えてくれた。
だからじゃないけど、聞くようになった。
知らない世界と怖かったはずなのに。
その音楽は身体に沁み込んでいった。
流れてる曲も知ってる。
歌詞を思い出すように記憶を巡る。
呟いていたのに気づかなかった。
.
.
.
「Aさんでしたっけ。」
「・・・・はい。」
皆が着替えに行って、やっと終わったと
部屋を出て行こうとするとテヨンさんがいた。
「ユタと知り合いなんですってね。」
「・・・・はい。」
「はっきりいって信用できないです。
そんな都合よく事務所で働くことになりますか？」
「・・・・・。」
「それにジェヒョンとのことも。
弟たちにちょっかい出さないでください。」
まだスタートにも立っていない大事な時期なんです。
正直関わって欲しくないです。
そう言うとテヨンさんは去って行った。
否定したかったのに、なにもできなかった。
ああやって威圧的に言われると萎縮してしまう。
テヨンさんの言ってることは正しい。
私の想いが食い違ってるのはしょうがないのかもしれない。
初めての友達である悠太君の力にはなりたい。
でも、私にできる事なんてなにもないだろう。
リーダーとして守ってる。
＿＿＿＿ただ、それだけだ。
少し変わった気でいた。
髪型を変えて、
リップをつけるようになって。
相変わらず服装はトレーナーにスキニー、
足元もスニーカーだけど。
スヨンオンニに言われたように
少しだけ、ほんの少しだけ自信が持てた。
でも根本的な部分はなにも変わってない。
すぐに被害者ぶって。
逃げるだけの敗北者。
誰の役にも立たない。
左手を無意識に抱きしめる。
だめだ、抑えないと。
傷つけると、
ギョンちゃんが悲しむから。
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VV(プロフ) - 華雪さん» 華雪さんコメントありがとうございます。悠太くんはまだまだ出番がある予定なので楽しみにして頂けると嬉しいです。 (2017年9月26日 21時) (
レス) id: 3587de7370 (このIDを非表示/違反報告)
華雪(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく読ませていただいてます！ユータが出てきたの嬉しかったです(o^^o)これからギョンスとどうなるか、楽しみに更新を待ってます！ (2017年9月26日 16時) (レス) id: 42782c3b22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：V.V． | 作成日時：2017年9月20日 0時
