＿13 ページ13
.
もう、ギョンちゃんの影を追うのはやめよう。
そう決心をしたけれど、街には溢れてた。
EXOが、D.Oが。
それをみるのは辛かった。
でも無理をいって戻って来た韓国から
また逃げ出すことなんてできなかった。
忘れて、生きなきゃ。
母のためにも。
.
.
.
「あら、Aちゃん？」
「！！！！」
「Aちゃんよね？元気だったかしら。」
「・・・・おばさん。」
急に声を掛けられて驚くと。
そこにはあの時も素敵だったギョンちゃんのママさんがいた。
「Aちゃん戻って来てたのね。
また会えてうれしいわ。」
「はい。でも・・・。」
「ギョンスも心配してたのよ？
あの子と連絡とってるかしら？」
「・・・いいえ。」
「あら、まあ。ギョンスも奥手ね。
Aちゃんいま、ちょっと時間ある？」
にこやかに微笑むおばさんに断れずに、
そのままおばさんの後ろをついて行った。
「はい、これ。」
「・・・・これ。」
「ギョンスの応援してくれる？」
「・・・・・。」
渡されたのは整理券。
音楽番組の観覧と書かれていた。
「おばさん、私・・・。」
「Aちゃんはギョンスのこと好き？」
「・・・・・・。」
「ギョンスね、今もあのミサンガ大事にしてるのよ。」
「！！！」
「Aちゃんがくれたって喜んでたやつ。」
あの日なくなってしまったもの。
たぶんどこかに落としてしまった。
あんな古いものを、今も？
＿＿＿＿＿＿でも。
「私、だめなんです。・・・何もかも。
もうギョンちゃんに迷惑は・・かけたく・ないです。」
「それはギョンスが判断することよ。」
「でも駄目です。こんな・・私は。
おばさん・・ごめんなさい。ありがとうございます。」
そのチケットをおばさんに返す。
少し悲しそうな顔をしていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 455人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
VV(プロフ) - 華雪さん» 華雪さんコメントありがとうございます。悠太くんはまだまだ出番がある予定なので楽しみにして頂けると嬉しいです。 (2017年9月26日 21時) (
レス) id: 3587de7370 (このIDを非表示/違反報告)
華雪(プロフ) - はじめまして。いつも楽しく読ませていただいてます！ユータが出てきたの嬉しかったです(o^^o)これからギョンスとどうなるか、楽しみに更新を待ってます！ (2017年9月26日 16時) (レス) id: 42782c3b22 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：V.V． | 作成日時：2017年9月20日 0時
