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音楽番組で今日デビューステージ
だという子が楽屋に挨拶に来てくれた。
その子をみた瞬間にハッとして
ジョンイニヒョンを見ると
同じく驚いてその子を見つめていた。
うん、勝手に知ってるもんね。
俺たち。
綺麗な黒髪がプラチナブロンドになってるけど。
絶対同一人物。
あの動画で踊ってた子。
SE「マンネのセフンです。」
「セフン先輩宜しくお願いします。」
KI「…カイ、です。」
「カイ先輩。宜しくお願いします。」
単調な挨拶だったけど、
特に媚びることなく感じの良い印象。
だからかスホヒョンとかシウミニヒョンも笑ってる。
CY「Aちゃんだよね？」
「うわ！覚えてくれてたんですか？」
CY「うん。な〜ベク。」
BK「コラボの約束したよね？覚えてる！」
「ありがたいです。偉大なEXO先輩に覚えて貰えてるなんて。」
そういってふわって笑った。
それがさっきまでの大人びた印象とは違って
ドキッと心臓がはねた。
というかビーグルはなんで知ってるんだ？
チャニョルヒョンなんてこの間一緒に動画みたくせに。
ほらほらジョンイニヒョンが怖い顔してますよ。
一緒に来ていたテヒョンとジョングクと話をして
Aちゃんは楽屋を去っていった。
KI「…チャニョルヒョン。」
CY「あ、…えっとカイ？」
KI「ヒョン嫌いです。」
CY「え！？ごめんごめん！待って！！」
KI「俺に近づかないでください。」
泣きそうになりながらも大型犬はジョンイニヒョンの
後ろをついて回ってる。…うざいですよね。
でも気持ち分かる。
ヒョンと僕でいつか一緒に踊ってみたいと言っていた子。
やっと会えたのに奪われたみたいで。
なんかムカつく。
そのあとステージを見て。
やっぱり圧倒された。
歌も上手かったんだなんて卑怯だ。
堂々とパフォーマンスをして。
デビューステージなのにペンの歓声が凄かった。
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作者名：V.V． | 作成日時：2016年12月30日 17時
