The gears of fate

25 ページ25

タイトル曲の振付も終わって。
ホソクヒョンと一緒になってあーだこーだ
言いあいながらAと踊って。

ユンギヒョンが立ち会ってレコーディング
もどうやら終わっていて。

コラボすることになったテテとグクは
なんか精神を削られたのか少しやつれてたけど
上手くいったのかAはニコニコしてた。

そしてMVの撮影も終わったらしい。
この内容は俺たちにも内緒らしい。




事務所のサイトには
Aのデビューの告知がされた。

『the depths of the sea』

daydream＜君との夢＞

abyss＜深海魚＞
Feat.뷔、정국




かなり反響があるようで
俺たちの妹がソロデビューなんて記事も見た。

GOT7のみんなからも連絡が来た。


そしてAがコラボで参加したG-DORAGON先輩の
アルバムも発売されてチャートのトップを取っている。

歌声と名前しか載ってないけど、騒がれて。

番組で先輩が「期待の新人」なんて言ってくれて。

Aのことを知っている人たちはすぐに気づいた。


Aが投稿していた動画のアカウントも
事務所が公式に組み込んだのも大きい。





あれよあれよという間に

いつも俺らと一緒にいたAは

大きく成長して羽ばたいていってしまった。





自分たちのカムバックを平行してしていたために
なんだかんだみんな憔悴しきっていて、

宿舎に着くなりみんな動かなくなった。

もはや喋る気力もない。


あー明日はバラエティー番組の収録があるから。
なんとか回復しないといけないのに。



「オッパたち？帰って来てる？」


すると玄関ほうからする声。

Aの声に反応したのはグクだった。

玄関にいったグクを見送って、若さってすごいなんて思う。

２歳しか変わらないけど。



JK「…は！？A！！頭！！」

「頭？…失礼ですね正常ですよ。」

JK「ちげぇ！金髪！！」


グクの大きな声が聞こえて、
そのあとバタバタと２人分の足音が聞こえる。

リビングに入ってきたグクが手を引いて入って来た
Aは白に近い金髪になっていた。


SG「目がいてぇ。」

RM「俺と似てる。」

JN「どこが？全然違う。」

TH「ししし。似合ってんじゃん。」

JM「うわぁ〜よくやったね。」

JK「……前のがいい。」


みんな褒めてたけどグクだけは納得いってなかった。
なんだ？妹が不良にでもなったと思ったとか？

長い髪が綺麗なプラチナブロンドになってる。

26→←24

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す