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後輩の為に口を出した。
そのつもりだったけど、
本当は俺がまだAと話したかっただけ。
だったのかもしれない。
Aはつい最近までアメリカにいたらしく
英語が堪能というかネイティブだった。
だから言い回しが不安なとき英語で会話できる。
それに英語だと呼び捨てで呼んでくれるようになったから
呼ばれたくて英語で話しかけてしまう。
Aの公式インスタグラムには
マネージャーが撮影したと思われる動画が上がってる。
Aは更新しないんだけど…。
ギターで弾き語りをしてるのが多い。
その曲がAriana Grande とかRihannaとか
Avril Lavigne、Taylor Swiftとか。
洋楽が多いのも頷ける。
TY「…かっこいい///」
Aが立ち去ったあとツウィがポツリと呟く。
その声に皆が動きを止めた。
キャーなんて言いながらチェヨンに抱き着いてる。
その顔はなんだか赤くなっている。
JB「おい、マンネが危ない方向に走ってるぞ。」
NY「あら、まさかの(笑)」
SN「ツウィ、恋する乙女みたい(笑)」
JR「Aって綺麗だしね。」
笑ってるけど…大丈夫だろうか。
まぁツウィが良い子だってこと分かってるから
Aと仲良くなれるかなって思った。
アメリカ時代に飛び級してるから
韓国で学校には行っていないみたいだし。
今は音楽とダンス漬けだって笑ってた。
Aの周りは男ばっかだから。
それが嫌だし、不安に思うくらいには
Aが好きだ。
ユギョムと一緒に防弾少年団のステージを見に行った
Aを追いかけるように楽屋をでる。
ステージ脇でAたちを見つける。
ユギョムと一緒にいるのに客席にいるペンたちが気づいて
２人にカメラを向けている。
Aが傷つくのは嫌だから
２人で撮られるのを少なくするべく
駆け足で２人のところに行き、Aを隠す。
ステージ上のジョングクと一瞬だけ目線があう。
やっぱAのこと好きなのかな。
いつも心配してる。
いつも気にしてる。
守ろうとしてる。
MK「でも、譲る気はないよ。」
誰にも聞こえない。
自分に言い聞かせた。
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作者名：V.V． | 作成日時：2016年12月30日 17時
