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ジヨンが制作活動している部屋にいくと
なぜだか見知らぬ子がいて。
その子は苦笑しながらもジヨンの指示通りに
歌ったり、声を出したりしてた。
SL「…ジヨン。何やってるの？」
俺の声にジヨンは振り返った。
てか昨日と同じ服装…(苦笑)
GD「ヨンベ。俺いま調子いいんだ。」
SL「昨日は無理とか言ってなかったっけ？」
GD「こいつのおかげ。」
ジヨンはその子の頭をかるく撫でる。
え、なんかジヨンがジヨンじゃない。
「…えっと、テヤンさん。」
SL「あ。初めましてテヤンです。」
「すみません。Aです。」
名前を呼ばれて挨拶する。
綺麗な子だな。なんか中性的で綺麗。
GD「A〜、これ歌ってみて。」
「えー。またですか…。」
でもすぐにジヨンがAちゃんを呼んで、
曲を聞かせて、歌えって頼んでる。
ジヨンがこんなに生き生きしてるのは久しぶりだ。
いろいろとあったから精神的にも参ってたし、
フラフラと出歩くことが多くなっていたから。
なんかこうやって音を作っているジヨンを見て
安心してしまった。
Aちゃんには申し訳ないけど。
でも歌声を聞いて納得してしまった。
特徴的なのか耳に残る声。
綺麗に響く旋律。
心臓がぞわっとした。
GD「よし♪Aサンキュ。」
「もう、ジヨンさんの言うことは聞きません。」
GD「先輩に向かってその口(笑)」
「…まだ、前に向かえそうですか？」
GD「…おう。止まらねぇよ。」
「ならいいです。役に立ったみたいですし。」
GD「オッパと呼ぶのを許可する。な、ヨンベ。」
SL「…え！？俺も！？」
ジヨンが気を許してるななんて思って
会話を見守っていると俺も呼ばれる。
GD「なんだよ、嫌なのかよ。」
SL「嫌じゃないけど…Aちゃんは練習生とか？」
「テヤンオッパ。私違う事務所の練習生です。」
SL「そうなの！？ジヨン何やってるんだよ。」
GD「関係ねぇ。A年は？」
「オッパって自由ですね。まぁいいですけど。
私は９９lineですよ。何歳離れてますか？(笑)」
「「９９！！！！」」
「そんなに驚きますか？」
GD「…見えねえ。」
SL「(こくこく)」
約一回り違うとか…(苦笑)
高校生じゃんか。
そのあとジヨンは連絡先を聞いてたけど、
なにやら携帯を持っていないみたいで…。
若い子なのになんか不思議。
買ってやるから持て！って強引に渡すのは
ほんの少しあとの未来だった。
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作者名：V.V． | 作成日時：2016年12月30日 17時
