山田先輩と私 〜第三章〜

69…裕貴 ページ23

俺を褒めちぎってくるから、
半分照れ隠しで怒ったフリしてみたら焦って謝り倒してる

、、、可愛すぎんだけど。






『はあ、、、。』


思わずため息が出てしまう


『、、こんなの着せるんじゃなかった。』


Aが着てるTシャツのすそを触ると、
恥ずかしそうにすそを引っ張った






「見てないって言ったじゃん！」

『ごめん。めっちゃ見てる。』

「ええ！？」

『こんな可愛い子が太もも出してて見ないやついない。』

「可愛くない！」

『可愛い。』

「嘘つき。」

『え？可愛いよ？』

「見てないって、嘘つき。」

『そんな可愛い顔で言われてもね。』







怒ったAの唇をキスでふさぐ







『、、、ほんとに寒くない？これ』



下心満載で太ももを撫でると、、少しひんやりしてる
あれ、そういえば今冬だよな？



『え、マジで寒くない？』

「さっきは熱めのシャワー浴びたあとだったから、、寒くなってきた、かも」

『だめじゃん！ちょっと待ってて！』

「いや、だいじょ」

『ダメ！！！！』







戸棚から新しいタオルを引っ張り出して、
Aの膝にかけた



『大丈夫？上も寒いよね、待ってね』



クローゼットからパーカーを引っ張り出す



『これ着て？デカいけど』

「うん」



よし。これでいい。



『寒くない？大丈夫？』



隣に座って、心配でAの太ももをさすりながら言うと
Aは俺をじっと見つめていた



『まだ寒い、、？』

「裕貴くん」

『ん？』

「大好き」

『、、今？』

「うん。大好き。」

『俺のほうが好きだと思うけど。』

「ううん、、私のほうがきっと好き」






Aはそう言うと、
俺の肩に頭を預けてきた


思わず抱き締めて、頭を撫でる






『風邪、またひかせたくないし』

「うん。」

『よく風邪ひくの？』

「うーん、冬はひくかも」

『えー、、』

「今度はひとりで治すからね」

『なんで。』

「うつしたくないし。」

『言ったじゃん。俺は大丈夫だって。』

「ゴー○○○ジャー？」

『そう。』

「ふふ」







幸せだ。
Aを抱き締めて、声を聞いて、気持ちを通じあえてる
こんな幸せな気持ちになるんだな、人間って







『ねーA』

「ん？」

『俺、もう一生Aしかいらん。』

「、、、私も、裕貴くんだけ」







Aはそう言うと、

俺の口を塞いで



何度もキスしてきた

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