山田先輩と私 〜第三章〜

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『あのさ、仕事終わったら俺の部屋に来ない？』






グラスを拭く手が止まった
裕貴くんの、、、部屋！！！？







「だめじゃない、、？」

『大丈夫、俺先に帰るからタクシーでおいで。エントランスのキー渡しておくから、部屋番号はLINEする』

「ゆ、裕貴くんは？どうやって入るの？」






裕貴くんはポケットからカードキーを出して、
カウンターへ置いた






『これ使って。俺は番号で入るから』

「、、、う、うん」

『大丈夫、言っておくからわかんないことあればエントランスにいる受付の人に聞いて、てか着いたらLINEして？』

「わかった。」

『ごめんね、一緒に入れなくて』

「ううん、なんか、、大丈夫かな」

『大丈夫！じゃあもう行くね？あ、タクシー代ね』






裕貴くんはさっきカードキーを置いたところに
一万円札を置いた







「ありがとう、ちゃんと返します」

『なんでよ、俺が呼んでんのに笑 じゃー気をつけて、連絡して』

「うん。」

『あ、A、お会計してくれるの？』







裕貴くんはニコニコしている
え、なんかウキウキしてない！？






「するよー？」

『やった。』

「なにそれ笑」

『レシートとっとこーっと。』

「なんで！笑」







お会計を終えて、お見送りする






「ご来店ありがとうございました。」

『、、、いっつもそんな笑顔なの？』

「へ？」

『いっつもそんな可愛い顔してお見送りすんの？』

「可愛くはないけど笑うよ！接客だもん！」

『俺も今接客なの？』

「そりゃそうです！」

『、、、まあいっか。それはそれで。』

「！？」

『ねー今度俺の部屋でこれ着て？』







裕貴くんは制服のシャツをつまんだ







「やだよ！恥ずかしい！！」

『ですよね。ごめん、早く帰れってね。行くわ。笑』

「もー。ありがとうございました。笑」







裕貴くんが帰って、カードキーを見つめる

、、、ほんとに部屋に行くんだ。







き、き、緊張するうう、、、、！！！！！

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