山田先輩と私 〜第三章〜

60…裕貴 ページ14

思い切って言ったはいいけどやっぱり断られた、、、
俺もこんなこと言ったことないし、
自分勝手かもなとも思う
けど、近くにいてほしい。





うざがられてないかなー、、
撮影の合間、LINEをする





“今CM撮ってるよ。A何してる？”

“お疲れ様！今からちょっと寝ようかなって思ってた”

“そっか。仕事8時から？”

“うん。”

“俺はねー0時には終わるかな”

“寝不足だよね、大丈夫？”

“だいじょぶー”






引っ越しの件、聞きたいけど聞けん、、！
断られたらマジでヘコむんだけど。どーしよ。






“あの、裕貴くん”

“ん？”

“話したいから、終わったら電話したい”

“うん。2時？”

“うん、、でも全然寝ててね、もし起きてたらでいいから。”

“わかった。呼ばれそうだから、またあとでね”

“うん。”






これは、、返事が聞けんのかな
なんかプロポーズした気分だ、、、
いや違うか。






「百面相っすね」

『おわ！？』





振り返るとマネージャーがいた






『あのさ、気配消すのやめてくれる！？』

「消してないっす。裕貴さんがAさんに夢中なだけです。」

『まあ、、そうか。』

「どんな子なんすか？」

『教えない。』

「あ、そういやあの子、裕貴さんに気あると思いますよ。」






わっちの視線の先には、CMで共演してる女優さん
いやいやないだろ、、、






『ないって。』

「ありますよ。」

『あっても知らん。』

「ですよねー。」





わっちの予感は的中した
連絡先を聞かれたけど、やんわり断って
インスタから連絡下さい！って言っといた
マジでA以外いらんのよ


会いたいなー、、、


会いたい、、、







、、、、会うか。


“異性と外で 2人で 会うのは禁止”


だもんな？

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