人気者とわたし

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Aside


あのあと多くは話さなかった

大丈夫？とか、これからどうしたい？とか
亮は、私のことを最優先に考えてくれた

とりあえず、山田くんには付き合っていないことを伝えたし、
亮は私を守りたいのは変わらないから、
友達として今までと同じく接しよう

そういうことになった


「でも、もし山田と付き合うことになったら、仕方ないからボディーガードの立場は譲ってやる」


亮は、わざとおどける風に言ってくれた
そのあとも、笑顔をいっぱい見せてくれた

やっぱり、大好きだなあって、
心から思った



次の日
学校は休みだから、
なーんにもすることがなくて
亮はバイトだし、、
そろそろサークルにも入らないとな、、

そういえば山田くんてなんのサークルに入ってるんだろ？
気になる、、
LINE、してみようかな


《山田くん、いまなにしてますか？》


お、送ってしまった、、
うざいかなあ。休みの日に。
彼女、、とかといたら
うわ、私、なにしちゃってんだあああ、、、！

〜♪

すぐに返事が来た

―――――サークル仲間といるよー！

さ、さ、サークル！！！
これは聞くしかない！

《なんのサークルですか？》

―――――ボランティアサークル！Aちゃんはもうサークル入った？

《いえ、まだです》

―――――そっか！なら今度見学においでー！

《はい！ぜひ！》


それから数時間、
スマホとにらめっとしてたけど、返事は来なかった。
まあ、 はい！ぜひ！ にする返事なんてないよなあ、、

もっと気の利いた返事すれば良かった、、
とりあえず、ごはんつくろ。

キッチンで適当におかずをつくっていると、
スマホのバイブレーションが鳴った

手が離せないし、あとでいっか。

肉野菜炒めと、お味噌汁。
白いご飯と、お漬物。

、、、おばあちゃんかよ。

「いただきます。」

うん、おいし。

スマホを確認しようとスワイプする

―――――！！？！？

山田くんから、着信がきていた
で、で、でんわ！？
なんで出なかったの私ーーーー！！！！

いきなり電話も失礼かな、、、

《電話、出られなくてごめんなさい。いま電話しても大丈夫ですか？》

―――――大丈夫だよー！待ってた！


待ってた、って
挨拶みたいなものでも、うれしいな、、。



―――――もしもし。

山田くんは、すぐに出てくれた

「もしもし。こ、、こんばんは！」

―――――こんばんはー！

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