人気者とわたし

14　…裕貴 ページ14

裕貴side



今日は匠海と別シフトのコンビニバイト
店長とは結構仲がよくて、可愛がられてる


『店長、ホットスナック補充しますねー』


「あー頼むわー」


店長は30ぐらい？だけどイケメンで、
女子高生が店長目当てに来ることもある
俳優の田中なんとか？ってのに似てて
めちゃくちゃモテるんだろうなーって雰囲気

恋愛経験も豊富そうで、
Aちゃんのことも話している


『店長、一緒にランチした仲ってことで、また連絡先聞いても断られますかね、、』

「うーーーん、、、」


店長は発注書に書き込みながら考えている


「そもそもさ、断られてはいないよな？」

『え？』

「最初に聞いたとき。山田が、今日はとりあえずいいから！って流れにもってったんだよな？」

『あ、、そうでした。』


そうだ。
教えたくないです、とは一度も言われなかったな。


「まあ、もう一回聞く価値はありありだけどさ」

『だけど、、？』

「その子、性格的に万が一嫌でも断れない可能性もあるよな。」

『、、たしかに。』

「渋々教えてもらっても、なんかかわいそうじゃないか？」

『、、たしかに。』


店長の言ってることが真っ当すぎて、
次の言葉を待つことしか出来ない俺


「だからさ、もうID渡しちゃえばいいよ。」

『え』
『お、押し付けになりませんか、、？』

「もし迷惑なら、捨てていいよって。ほんとに大丈夫だからってちゃんと伝えながらな？でももし友達になってくれるなら、連絡待ってるね、でいいんじゃないか？決定権を相手に委ねれば。」

『なるほど、、』

「ごめん、特別なアドバイスじゃないけどな。笑」

『いや、思いつかなかったっす。』

「ははっ」


店長はくそ爽やかな笑顔で笑った
俺もこのぐらい大人でいれたらな、、


『うし！明日当たって砕けてきます！！』

「砕けんな砕けんな。笑」


あ、アイコン変えよ、、、
韓国アイドルの画像とか笑えねえ。
空の画像にでもするか？
え、引かれないアイコンってなんだ、、、？


『はーーー、、、、』

「なんだよ今度は。笑」

『てんちょお〜〜〜！！』

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