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｢俺がヒョンジナの方追い掛けるから宿舎組はAに話したい事とかまとめておきな。｣
世話の焼ける弟の為に二人分のペットボトルを手にして玄関まで向かう。
後ろから、一番何かを言い出しそうだったのに沈黙を貫いて居たフィリックスが俯きがちのまま付いて来る。
｢僕、部屋が一緒だったのに、気付けなかったんです。昨日の夜だって話したのに、何にも … 。｣
声が少しずつ小さく成って行って、それから自信無さげに消えてしまう。
きっと報道が出てからずっと一人で気が付く事の出来なかった罪悪感や申し訳なさと戦っていたのだろう、心做しか少し顔色が悪い気もする。
｢ヨンボガ、あの
｢ね、｣
｢大丈夫だよ、アイツが大事な話をはぐらかしたり誤魔化したりする奴じゃ無いのは知ってるだろ？｣
コクコクと上下に揺れた頭をくしゃくしゃと撫で回してからへそを曲げた弟の回収に一歩踏み出した。
終わり
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菜々(プロフ) - 更新楽しみにしています。続きが気になります🥹 (1月28日 8時) (
レス) @page33 id: 6590863194 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠兎 | 作成日時：2021年3月20日 16時
