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10話 ページ12
Hk
しばらく頭を撫でられ続けた後、
先生が見守る中俺は話しかけた
「薮？俺が誰か分かる？」
そしたら案の定
Yb「分からないです。」
という返事が返ってきた。
だけど予想外の言葉も出てきて、ずっと眠っていたから喋るのもつらそうだか、少しずつ話してくれた
Yb「あなたが誰なのかは分からない。
でも、ずっと俺の夢の中で泣いてたんだ。
全然知らない人なのにあなたを助けたかった。
そして、あなたを助けた瞬間俺は目が覚めた。
不思議ですよね？」
そういって俺の好きなあの笑顔を浮かべた。
涙が止まらなかった。
どうやら先生も予想外だったらしく、「しばらく様子を見ましょう。」と言って病室を去って行った。
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作者名：奏花 | 作成日時：2019年7月20日 23時
