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ゲームスタート ページ6

住民会。

先ほどの女の人がいた。

如何やら、302号室に引っ越してきたらしい。

女の人は手塚さんと云うらしい。

手塚さんはスポーツ用品のデザイナーをしているらしい。

そして、驚くことに男の人とは夫婦だったらしい。

男の人は、スポーツジムでトレーナーをしているらしい。

きっと、仕事つながりで、出会ったんだろうな。

でも、さっき小野さんが云ったように

確かにすごい年の差だと思う。

実際は15歳も離れているらしい。

でも、そんなこと関係ない事のように話す手塚さんは

とても幸せそうに見えて、私とは全く違うと思った。

そして、田宮さんが入ってきて、住民会が始まった。


清掃係が401号室の木下さんに決まり、恒例の歓談タイムが始まった。

集金係として、皆さんからのお金をもらっていく。

次は、手塚さんかな。

『お願いします』

と、手塚さんに声をかける。

けど、案の定分かっていないようで、

手塚「これって、何ですか?」

と聞いてきた。

『あ、お菓子代を皆さんからカンパ性でいただいてます』

手塚「大体‥‥いくら位?」

『カンパなのでいくらでも良いんですけど‥‥1000円以上入れないと、

 後でちょっと云われたりします』

そういったら、手塚さんが皆さんの方を見た。

疑ってるようだが、本当のことだ。
 
すると手塚さんは、払おうと思ったのかズボンのポケットを触りだした。

しかし、部屋に財布を忘れてきてしまったらしい。

『貸しましょうか?』

手塚「すいません。後で返しますので‥‥何号室ですか?」

『今度で大丈夫です』

だって、部屋に入ってこられてアノ部屋に入られたら大変だから。

でも、話してるときに手塚さんに湿布を見られていた。

変な気を起こさないといいけど‥‥


すると、管理人さんが手塚さんに近づいて云った。


床島「アンタ、私のこと殺したい?」

と聞いた。

これが、何かの前触れだったのかもしれません。

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作者名:七海 彼方 | 作成日時:2019年9月16日 22時

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