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「ゔ…くッ……!ゔぅ……!」

髭切「……悪さをするいけない子はスパッと斬っちゃおうね」

ひゅー……ひゅー……と荒い呼吸を繰り返す。
今の、なんだ、今、自分の目に、手が……なんで…?

石切丸「主…!大丈夫かい」

「え……ぁ……あ…」

石切丸に声をかけられて意識が戻り恐る恐るといった風に自分の瞳に触れてみるがとても異物が入ってきたような感触は無い。
でも、さっき……確実に……

髭切「ごめんよ。主、君の中に悪いやつが入っていたみたいで咄嗟にこのようにしてしまったことを許してくれないかな。……けして君を怖がらせるつもりは無かったんだけど……こわい、よね……ごめんね。主」

目の前にいた髭切はしゅん…と眉を下げてその視線を少しだけ左右に動かしながらも自分の事を心配して謝ってくれる

「ひげ…きり……貴方は、悪くないよ…?自分を助けてくれようとしたんでしょ?それなら…大丈夫だよ」

髭切「………主………僕のこと、きらいにならないで」

「…っ…な、ならないよ…!ごめん、ごめんね…髭切…」

石切丸「主、今日はこのまま休もう。君の部屋まで送るよ」

「えっ…でも、こんのすけからやって欲しい仕事があるって」

石切丸「それは代わりに私がやっておくから。さぁ、いこうか」

そっと背中を支えて貰いながら立ち上がってゆっくりとした足取りで石切丸とその場を立ち去るのを残りの者たちは見送ってくれて2人の姿が見えなくなるとさっき黒い影を握り潰した拳をじっと見つめる

膝丸「兄者、今主に憑いていたのは怪異か」

髭切「恐らくね。まぁ、大した力は持っていなかったみたいだよ。うーん……ちょっとやり方を失敗してしまったなぁ…あの子を怖がらせてしまった」

膝丸「あれは致し方ない。兄者が異変に気付きすぐに取り除く為にとした事だ」

肥前「おい、2人で理解し合ってるようだがあいつがそういう奴に狙われてるって事かよ」

膝丸「…ああ。予測できるものではあったが…この本丸は特殊だ。外部が簡単に侵入できる所では無いのだが、妖というものは厄介な奴が多いからな」

肥前「ッチ……これから先また狙われる可能性が出てきたってことだよな?陸奥守に伝えるか」

膝丸「ああ。情報は伝達しておくべきだ。妖や霊力に強い繋がりを持つ刀には我らが伝えておこう」

髭切「うん、頼んだよ。えーっと…包帯くん?」

肥前「あ゙あ゙?包帯はしてってけど俺の名前じゃねぇよっ」

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雪女 - 更新楽しみにしてます(●︎´▽︎`●︎) (8月3日 0時) (レス) id: 6c1d2855e5 (このIDを非表示/違反報告)
オト(プロフ) - 神威琉璃さん» わ、わぁ!!コメントしてくださった事今気付きました(汗)有難うございます!ちまちま更新ですが最後まで読んでくれたら嬉しいです (7月31日 1時) (レス) id: 9dd06cb5a0 (このIDを非表示/違反報告)
神威琉璃(プロフ) - 初めまして!とうらぶの小説が読みたくて探していた時にこのお話に出会いました。皆とのわちゃわちゃが愛おしすぎてこのまま本丸にいて欲しいくらいですが帰ってしまう時が来るんですよね。一人一人思い出を振り返る様なシーンが好きです。涙腺が…最後まで応援してます (6月12日 0時) (レス) @page36 id: 85bbca1f9f (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(元シオン)(プロフ) - 凄い事になってる…… (5月17日 17時) (レス) @page32 id: aaf368f7e9 (このIDを非表示/違反報告)
オト(プロフ) - にゃーちゃんさん» 2人目のコメント!!ありがとうございます!!すみません…今まさに冬の連隊戦周回の為更新激遅になります…… (2022年12月23日 23時) (レス) id: aed5805aa2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:オト | 作者ホームページ:http  
作成日時:2022年11月7日 22時

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