このたくさんの思い出に感謝を届けましょう (ページ24)

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｢はぁー！？さっきは大好きだって言ってくれたくせにぃぃ｣

一期｢はて？そんな事言ったか？聞き間違いですな。さぁ、時間は過ぎるだけですよ｣

｢こんにゃろ…貴様ァさっきのロイヤル王子のままで私にも対応しろ！｣

一期｢断る。薬研、後は頼んだよ。では、またお会いしましょう｣

｢うぎゃっ！？こ、コラァ！！主を担ぐな！！おい！一期！！エセロイヤルがぁ！話をきけぇぇぇ｣

ガッチリと主を捕まえたままニコッと紗苗に対して綺麗な笑みを浮かべながら軽く頭を下げた後脇でギャーギャー騒ぐ子を適当にあしらいながら担いで立ち去っていく

紗苗｢さ、審神者様が…担がれていった…？｣

薬研｢あー……ウチじゃあよく見る光景なんだよな。ああやって口喧嘩してる所。まぁ、修行から帰ってきて自分というのを曝け出すって事が出来るようになったからだろうが｣

紗苗｢な、なるほど…｣

乱｢いち兄って兄としては凄く優しくって頼り甲斐のある人なんだけど、やっぱり弟だから我慢しちゃう所もあってそんな心の内をあるじさんが受け止めてくれるからああやって言い合える存在なんだろうね｣

紗苗｢………私はそんな存在になれるでしょうか｣

前田｢最初からなろうと思ってやるのは難しい事です。まずはお互いを知っていく所から順番に始めていきましょう｣

紗苗｢はい…！よろしくお願いします！｣

皆に連れられて沢山の場所を周り様々な刀剣男士の皆さんとお話をしていく。名前と顔を覚えるのは大変だけど皆さんがとても優しくしてくれてとても有難かった

光忠｢紗苗ちゃん。君は好き嫌いある？｣

紗苗｢えっと特にはないですよ｣

光忠｢オーケー。じゃぁ、今日の夕御飯楽しみにしててね｣

紗苗｢光忠さんっあの、私お手伝いしてもいいですか？｣

光忠｢えっ、手伝ってくれるの？うわ、凄い助かる。紗苗ちゃんいい子だね！｣

紗苗｢そ、そうですか？やれることはやりたいので｣

鶴丸｢光坊！今ならこの鶴さんもお手伝いに加勢してやろうか！｣

紗苗｢うひゃあ！！？？｣

後ろから両肩を掴まれて驚きで体が跳ね上がった姿をみて白一色の彼は楽しそうに笑っている

鶴丸｢ははは！いい驚きっぷりだな！こういう新鮮味はだいぶ欠けていたからなぁ｣

光忠｢つーるーさぁーん？初対面の子を驚かしちゃ駄目でしょー？この子がトラウマになっちゃったらどうするの！｣

鶴丸｢い゛っ！たぁぁぁー！み、光坊ー！きみの打撃力を考えてくれぇぇ｣

元々打撃がﾄｯﾌﾟｸﾗｽが極により更にあがった拳からのｹﾞﾝｺﾂは凄まじい威力である