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一期｢少々お戯れが過ぎましたな。お許しください｣
小さく息を吐く音にさえ過剰に反応しながらも離れていく気配に緊張が解け深い溜息をつくが未だに心臓は煩いくらいに鳴っている
｢うぅ…いち兄のばかぁ｣
一期｢主。貴女は唯一の女性でありここにただおひとりだけしかおりません。我々は貴女が主であり
溜まっていた涙が頬を伝いまだ目元に残るものを掬いながら私を見る彼は平然としていてなんかムカつく
一期｢主殿？｢う゛ぅ───いちごのばかぁぁ｣
ドンッと胸元を押され簡単に離れた隙を狙って立ち上がり部屋を飛び出して声をかける暇もなく走り去っていく主を見た後に弟からの視線を感じそっちに視線をやれば厚は呆れた表情で秋田の両目を隠しており後藤は赤い顔のまま口を開けて止まっていた
厚｢……いち兄……大将を泣かせたな｣
後藤｢あれはちょっと…やり過ぎ、かな…？大将拗ねるぞ｣
一期｢今から謝るにも遠征が…｣
厚｢はぁー…とりあえず行ってきてよ。帰ってから謝ってね？｣
一期｢ああ…すまない｣
遠征先にて＿＿＿
とんぼ｢一期殿？いかがされました？少しぼおっとされてます｣
一期｢ああ…申し訳ありません。少し考え事を｣
貞｢考え事って？弟たちか｣
一期｢いえ、主のことです｣
浦島｢主さん？そういえば今日いってらっしゃいってなかったなぁ。なにかあったの？｣
純粋な問いかけに思わず苦笑いになる。いつもなら送りの時には必ずいてくれるから疑問に思うのは無理はない
一期｢…私が、少し怒らせてしまったというか…泣かせてしまったというか…｣
日本号｢ほお？粟田口の長兄が何をしでかしたんだい？｣
一期｢主は少し、いえかなり私たちに無防備ではないかと先程も露出させた洋服で弟たちの元を訪ねてきましたので｣
日本号｢なんだ手を出したのか？｣
一期｢はいっ！？出しませんよっ少々煽る様な仕草は…女性は主だけなのですから｣
日本号｢あんたもやるときゃやるんだなぁ｣
とんぼ｢日本号。その発言はよせ｣
貞｢まぁ思うことはあるけど気兼ねなく相手にできるから俺は気にならないけどねぇ？｣
浦島｢それだけ俺たちの事信頼してるって事じゃないの？俺は嬉しいけどねっ｣
太鼓鐘貞宗は頭に両手を回しながら片目を瞑って私の方を見上げ浦島虎徹はひょこっと顔を出しながら発言する。2振の言う事も分かる話だ
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