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長｢おい巴。主が目を覚ましたと聞いたがどこに行った？｣
巴｢主なら一期一振と鍛刀部屋だろう｣
長｢鍛刀部屋？一期と？｣
巴｢粟田口派の刀が期間限定でｷｬﾝﾍﾟｰﾝを行っているそうだ｣
長｢ｷｬﾝﾍﾟｰﾝ…？まさか…！！｣
巴から聞かされ勘のいい長谷部はすぐさまその部屋へと向かっていきそして、その場で見たものとは＿＿
長｢主、一期一振。そこへ正座してください｣
夕飯前の大広間仁王立ちの長谷部とその前に大人しく座る2人だが目線は合わせない
長｢主、まずは目が覚めたことに安心いたしました。とても心配しておりました… が！！これはどういうことですかっ！資材がほとんど無くなっているのですが！｣
｢ナ、ナゼデショウ。ワタシワカラナイ｣
長｢とぼけないでください！いくつ使ったんですか白山吉光に！｣
その名前にぴくっと反応し2人は更に顔を逸らす
長｢主ぃ？おい、一期｣
｢｢……………｣｣
長｢一期。何回やったんだ｣
一期｢………です｣
長｢なんて？｣
一期｢い、依頼札全てです｣
長｢はぁぁ！？全てだと！？｢仕方ないじゃないか！白山を手に入れるﾁｬﾝｽは限られているんだ！｣
一期｢いい線までは行ったのです！弟のためにも早く迎えてやらなければと思いまして…｣
長｢もしや手伝い札も使ったか？全て使い切ったならつまりそういう事ですよね？資材も100を切っていてあそこで2人して真っ白になっていたという事は出ていないという事になりますよね？｣
一期｢ええ使いましたよ。そりゃ勿論。ですが出ませんでしたよ。ずっと1時間半、最高4時間。資材量も900でしたよっ！！｣
だぁぁんっと悔しそうに畳を叩く2人に長谷部は呆れて物が言えなくなる。全くなんてことをしてくれてんだこの人らは！！
長｢一期！貴様資材を集めるのが大変なの知っているだろう！？2人ともなにしてるんですか！鍛刀禁止にしますよ！！｣
｢禁止されたら白山お迎えできない！！そんなのいやだぁぁぁぁぁぁ｣
一期｢今から終わりまで死ぬ気で集めて参りますのでどうかお願い致します！｣
｢長谷部様！！お願い致します！！｣
必死に長谷部に対して2人して頭を下げる光景に深い溜息と共に何も言えなくなってしまう
長｢はぁぁぁ……分かりました。鍛刀は行っても良いですが過剰に行うのはおやめ下さいね｣
｢｢有難うございます！！長谷部様(殿)！！｣｣
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