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バタンッと扉の音で目が覚めた
寝ちゃってた…
あれから食事の準備をして
お風呂もはいって
田中さんからのメールに返事をして
それから部屋に戻ってたんだ
携帯を開いてみると3通のメール
１つは健くん
もう１つは、まあくん
そして最後は…准くん
健くんとまあくんからは優しい気遣いのメールだった
准くんからは、文なし
画像…？
クリックしてみる
………わたし？
よーく見てみたけどどう見ても私
テレビ見て、楽しそうに笑ってる
写真だけ見たら私じゃないみたい
切りとられた瞬間の私は准くんのおかげでかわいくて素敵で優しく写っていた
こんな風に笑ってたんだ
こんな風に、笑えてるかな
どうして准くんはこれを送ってきたの？
暫く考えても分からなくて
朝ごはんを作る時間になってた
ドアノブに手をかけたらなんか違和感
ドアノブが少し重たい
すぐに反対側のノブを確認する
そこには女の子なら誰だって喜んじゃうようなかわいい手のひらサイズの紙袋がかかっていた
クリーム色のいかにも品のいい紙袋
中にメッセージカードが入ってるみたい
誰からだろう
長「あ、A。おはようー」
「…！！ ひろ、しくん？」
長「ちょっとこっち来てよ、それね、俺からのお土産だよ」
「わ、起きてたんですか、？」
声が聞こえて横を向いたら博くん
え、どうして。って思ってたら手を引かれる
部屋に戻らなきゃ、とドアノブを握ろうとしてたのを"いいから、いいから"と肩を優しく包んで背中を押してくれる
あんなことがあったのに
なんにもなかったみたいな穏やかな声に、優しい笑顔につられて涙がでそうになる
涙がでそうで博くんの顔も見れなくなった私をソファーに座らせてくれる
長「それ、開けてみてよ、多分好きだと思うんだ」
「…はい………え、うわあ、綺麗…」
長「こうゆうの好きでしょ？」
「ひろし、くん…ありがとうございます」
長「うん。いいよ、Aのために選んだんだよ」
「なんてお礼を、言ったらいいのか…」
長「ははっ、気に入ってくれてたなら良かった。それよりさ、ちゃんとご飯食べてる？」
「食べてますよ…？」
長「少し疲れた顔してるし、美味しいもの食べないとだめだよ？」
お土産は金木犀のジャムだった
透明なジャムに金木犀がふわふわと泳いでる
"ハーブティーにするといいみたい"と博くんは私よりも嬉しそうに笑った
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ちはるん(プロフ) - 初めてコメントさせていただきます！この作品に投票するためにログインしました笑 激甘希望です…^^ (2017年12月2日 22時) (
レス) id: 4f039b7d80 (このIDを非表示/違反報告)
にらこ - お久しぶりでございます！私も甘々希望です！激甘で！切なさもチョイ足しで… (2017年11月30日 2時) (レス) id: 578dda6f34 (このIDを非表示/違反報告)
ふう(プロフ) - お久しぶりです！私も激甘希望です！よろしくお願いします！ (2017年11月27日 14時) (レス) id: 95000278f7 (このIDを非表示/違反報告)
詩音(プロフ) - 甘々でお願いします( 〃▽〃) 続き楽しみにしてますね (2017年11月26日 10時) (レス) id: 6ef130c577 (このIDを非表示/違反報告)
まっき(プロフ) - 激甘希望です！切なさもチョイ足しで( ￣▽￣)楽しみに待ってますね！！ (2017年11月26日 6時) (レス) id: eb0dcb3743 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泣き虫りんご | 作成日時：2017年7月10日 20時
