What is Love ？ - 4 -

154 Ken side ページ8

剛とご飯を食べに来て何を話すかと思ったらAのことで剛のことだから俺のAへの気持ちを聞きたいんだろうなと思いながらご飯を食べていた


なかなか剛が話を切り出そうとしないから
ストレートに気になってる事を聞いてみたら
さっきまで下を向いてた剛が顔を見上げて目が合う


せっかくだし剛の気持ちを直接聞きたいと思って
切り出してみたけどやっぱりそうだったとは
何だか剛とAが重なって見えた


そんなことを考えていたらAのことが
まだ好きなんじゃないかって聞かれた

隠すことでもないなと思ったから
正直に思いをぶつけたけど
明らかに困った顔をするからなんだか笑えてきた


Aと話している時には
まだ少しモヤッとしていたけど
剛と話していたらAを思う気持ちが
少しずつ抑えられている気がしてきた。



「ありがとう、健 」



剛にありがとうなんて言われるのが
なんだか照れくさて俺はいつも通り強がって



『別に俺なんもしてないよ』



としか言えなかった

心では剛には幸せになって欲しいから
って思ってるけど…


この話が終わって帰るのもなんだかなと思って
また俺から話を切り出した



『Aのこと誰かに相談したの？』

「相談ってか気づかれてたって感じだけどな」

『絶対岡田じゃん』

「だったらなんだよ」




笑って言うとぶっきらぼうに返されて
なんだか面白くなってきたから
もっと聞いてやろうと思った




『いつぐらいから？』

「それ答えなきゃいけないのかよ」

『別に教えてくれたっていいじゃん』

「健とAが付き合う前から」

『うわ』

「っていうか岡田はその時から
健の気持ちも気づいてたけどな」

『え、そうなの？』

「俺ら分かりやすいらしいよ」





まあ、でも岡田だもんな、、
常に誰かのこと見てるしそりゃ気づくか





「なあ健、まさかだけどさ」

『なに』

「Aも岡田となんか話してるとかないよな」

『まさか、Aだよ？相談する？』

「まあ、そうだよな」





たしかに岡田はなんでも知ってそうな気もするけど

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