What is Love ？ - 4 -

147 Go side ページ1

なにか話した方がいいのかとか考えていてもAはすでに健と話に夢中になっている






『はぁ…』


「剛くん、今日ご飯食べに行こうか」


『岡田が誘ってくるって珍しいな』


「たまにはええやん？」


『はいはい』







ほんと岡田は察し上手すぎて困る
こんなんじゃ俺の気持ちが
バレバレみたいじゃねぇかよ



相変わらずAは健と楽しそうに話していて
よく見るといつの間にか井ノ原くんもその場にいた



自分から話しかけるようなタイプではないけど
なんだか寂しい気持ちになってしまう



たぶん、これは相手がAだからなんだろうけど



そんなこと考えていたら
Aがこっちに向かってきた





『え、どうした？』






おもわず戸惑ってしまう







「最近、ちゃんと話せてないなって」


『健はいいのかよ』


「井ノ原くんと話盛り上がってるからさ
あの2人いつも元気だからこっちまで元気になるね」


『ああ』






ぎこちないこの空気をどうにかしたくて
岡田の方をチラチラ見る






「A、今夜空いてる？」


『お前、まさか…』







岡田が急に誘うようなことを言うから焦る






「ごめん、明日早いんだ」


「そっか、剛くんとご飯食べようと思ってたからさ
Aも一緒にどうかなと思って。ね、剛くん」


『おう、また今度行こ』


「うん、また誘って、ごめんね」







なんだかデジャヴが起きそうな気がしたから
Aが断ってくれてなんだか安心した

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