70 Masayuki side ページ22
シャワーを浴び終わって
長野と一緒に急いで楽屋に戻った
外まで井ノ原と健のやり取りの声が聞こえてきて
慌てて楽屋に入った
Aを見ると寝ていて
剛がAの脇腹をタオルで抑えていた
『何言い合いしてんだよ。外まで聞こえてるぞ』
快「だってAが脇腹殴られたって」
『はあ？何言ってんだよ』
博「そんなのいつ見たの」
快「剛と岡田が見たって言うから」
剛「ほんとだよ、
じゃなきゃこんなに腫れて痣になってねーだろ」
そう言ってさっきまで
タオルで抑えてたところを見せる剛
『うわ、酷いことになってんな』
そこには内出血したように色が変わっていた
剛「俺はまたAが前の時みたいにならないか
ただそれだけが心配なんだよ」
痣が出来たところには古傷があって縫ってある
誰もが忘れもしないあの事件の傷
＊
あれは今から3年前
Ｖ６でイベントをしていた時に起きた
世間にも知れ渡った事件
それは外に特設ステージを作ってもらって
ファンとの触れ合いイベントだった
そこで花道にメンバーが散らばって歌っていたら
「「イヤーーーーー！！」」
ファンの悲鳴が聞こえて方を
メンバーが一斉に見ると
Aが刺されていた
真っ先にAに駆け寄ったけど
「大丈夫、たいしたことないって」
そんな時でも強がろうとしていた
イベントは中止になり救急車でAは運ばれた
２週間ぐらい入院して仕事に復帰したものの
トラウマになってしばらくファンが怖いというより
人と接することが怖くなっていた
唯一しっかり話せるのは俺らメンバーだけだった
＊
剛に言われて嫌でも思い出すこの記憶
特にカミセンは刺された瞬間を見ていて
あの時呆然と立ち尽くして泣いていたのを思い出す
だからこそ剛は不安で仕方ないんだ
『Aがどう思ったかは俺にはわからないけど
あいつが俺らを頼ってくれるまで待とう』
博「そうなった時はそうなった時で
俺らが全力で支えたらいいじゃんか」
『あん時に決めたろ？』
剛「何があっても俺らが守る」
『うん。そうだろ、剛』
准「俺らが弱音吐いてたらあかんな」
そう話して俺らは再び決意した。
“何があっても俺らが守る”
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みゆ - いつも読んでます！更新してくれてありがとう！！楽しみにしてますっ！！！！ (2016年1月6日 20時) (
レス) id: 7a00672885 (このIDを非表示/違反報告)
虹色。(プロフ) - kumiさん» コメントありがとうございます！！そうなんですか！？知識がない上に書いているので至らない点もあると思いますがこれからも頑張って書いていきます！！ (2016年1月5日 19時) (レス) id: dec6f38bbc (このIDを非表示/違反報告)
虹色。(プロフ) - 榛野さん» いつもありがとうございます！！いやいやほんとに未熟者なので…（笑）続きが気になるって言ってもらえるとほんとに頑張れます！これからもよろしくお願いします！ (2016年1月5日 19時) (レス) id: dec6f38bbc (このIDを非表示/違反報告)
kumi - あああー続き気になるう！！頑張ってください！！私も生まれつきの喘息持ちなんで気持ちがよくわかります。。 (2016年1月5日 19時) (レス) id: e279ffbf85 (このIDを非表示/違反報告)
榛野 - 更新お疲れ様です！続きが気になるような話をかける虹色さんはやっぱりすごいです♪♪忙しいとは思いますが、更新頑張ってください！！ (2016年1月5日 14時) (レス) id: 37d37d5c10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹色。 | 作成日時：2015年12月29日 21時
