ナムグルの紅一点ちゃん【TXT】

うるさいヌナ ページ5

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BGside








うちのヌナはおしゃべりだ。


僕も、グループの中ではよく喋ると言われているけど、ヌナも同じくらい実はおしゃべり。


でも、普段はちょっと無理してあんまり喋らないから、MOAの子たちの中には、ヌナは大人しいって思ってる人ももしかしたらいるかも。









BG「アニョハセヨ〜。」


『あ、ボムギュが配信始めた。』


BG「うわ、ヌナだ…」







事務所でVLiveを始めると、匂いを嗅ぎつけたヌナがこうしてやって来る。


そして、いつも僕のLive配信をジャックしていくのだ。









『なんでヌナを呼ばないのさ。』


BG「いや…ヌナいなくても出来ますし…」


『あー、薄情な弟だぁホント。』


BG「別に僕の自由じゃないですかぁ！」


『この間、今度VLiveするときはヌナも呼んでねって言ったじゃんか！』









あー、ホント、騒がしい。


ヌナはこう見えて、寂しがり屋だ。


自分の近くに誰か一人でもメンバーがいようもんなら、容赦なく絡んでくる。


その呪縛を解くことができるのは、唯一、テヒョナだけ。


あいつも弟なのに…！









『ヨロブン、ボムギュはこう見えて寂しがり屋です。』


BG「それはヌナの方です！」


『じゃあ旅のお供のトュビはどう説明するの！？』


BG「うっ…あれは違います！」









僕らのVLiveは、毎回MOAの反応も素晴らしく速い。


というか、僕らの弾丸トークについていくのが大変そうだ。









BG「僕、ギターの練習したいんで、出てってください。」


『あーチンチャ？んなら私も持ってくる。』


BG「…あー、ヨロブン、ヌナはああいう人です。」









画面の向こうのMOAの反応も、呆れ半分ってところだ。


でも、そんなヌナが、可愛くて仕方ないんですけどね。





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