ナムグルの紅一点ちゃん【TXT】

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SBside







僕には同い年のメンバーがいる。


それはグループ唯一の女の子だ。


背は僕よりも随分小さい165cmだけど、存在感では負けているのではないかと思うくらい、オーラがハンパない。


ダンスも、ナムジャに負けず劣らず力強くて、歌唱力だってピカイチ。


僕はグループのリーダーを務めてるけど、Aがリーダーでもおかしくないくらい、しっかりした考えを持っていると思う。









『スビナ〜』


SB「どしたの、A。」


『足の皮が剥けた。笑』


SB「ほんとだ。練習しすぎだよ。笑」









おまけに、練習熱心だ。


練習生時代から思っていたけど、Aは自分の納得のいくパフォーマンスが出来るまで、何時間でも練習室にこもっている。


一度、なかなか宿舎に戻ってこないAを心配して練習室を覗きに行くと、床に倒れていたことがあった。









『そんなに動いてないよ。』


SB「Aのそんなには、そんなにじゃないんだよ。」


『スビナが言うならそうかも笑 絆創膏取ってくるね。』


BG「ヒョン、Aヌナどうしたんですか？」


SB「足の皮が剥けたって。」


BG「えぇ〜、痛そう…」








Aが走って練習室を出ていった後、入れ違いで入ってきたボムギュが、心配そうな顔をする。


同い年ってこともあって、何かと話しやすいし、やっぱり、Aの変化に1番敏感なのは、絶対僕だと思う。







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