九龍の中のかわいい女の子 (ページ17)

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.A

目が覚めたら、白い天井だった。

毅「 A 、！今先生呼ぶからね待っててね、」

そう言う毅くんを見て、私は倒れたんだって自覚した。

目を覚ましてからひと通り検査して、点滴を打ってもらった。

「毅くん、ごめん。」

毅「なんで謝るの」

「わたしのせいで、リハ、途中だったし、迷惑かけて、」

毅「 Aは頑張り屋さんだなあ、」

「え、？」

毅「なんでこんなに、追い込んでたの？」

「だって、BLUEのみんなに見せるステージが決まって、Personaもあって、メンバーの足引っ張りたくなくて、それで、」

毅「もうそんなこと考えんな。」

「 …… え、？」

毅「 A 、頑張りすぎ。俺らからしたら、全然足引っ張ってるなんて思ってないよ。」

「嘘、」

毅「聞いてA 。俺らを信じて、お願い。もう頑張りすぎないで。」

涙が止まらない私を優しく抱きしめてくれた毅くん。

メンバーだけど優しいお兄ちゃんみたいだった。