漆黒のアイドルはギリの兄《続》【REN.N】

ギリの兄 47 ページ7

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親が新婚旅行にいって2日目。


何故か朝から頭が痛い･･･


こんな時に限って風邪･･･？


いやいや、気のせいでしょ。









「あ、廉くん仕事か･･･」









あんなに嬉しそうだったから、今日も頑張って朝ごはん作るぞって思ったのに、廉くんはとっくに家にいなかった。


なんだ･･･なんて少しがっかりした気持ちが、頭痛を冗長する。


ダメだ、気のせいなんかじゃない。


頭痛薬飲んでちょっと寝よ･･･






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店長「佐竹さん大丈夫？顔色悪いよ？」



「あ、大丈夫です･･･」



店長「ほんとに？無理しないで疲れたら休んでいいからね。」



「はい。」









頭痛薬飲んで3時間くらい寝たのに、


疲れはいっこうに取れないまま････


熱は･･･怖いからはかってない。









「おつかれさまでした〜････」



店長「おつかれっ！ゆっくり休むんだよ？」



「そうします･･･」









いつもは電車で家まで帰ってるけど、もう駅まで歩く気力も残ってなくて、


その場でタクシーを拾って帰る。


やばいなぁ･･･お酒とタバコの匂いで余計に頭痛が酷くなってる気がする。









「ただいまぁ〜････」









かろうじて鍵を開けて、玄関に入る。


身体は熱いのに、どこか寒気がして、


あぁ、風邪だなぁって自覚した頃にはもう遅かった。








グラッと目の前の視界が揺れ、






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私はそのまま、床に倒れ込んだ。







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