航海日記 (ページ6)

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マルコとAが食堂に入るとクルーやナースがみんな集まっていた。

「「「誕生日おめでとう！A！！！」」」

大きな声とたくさんのクラッカーに一瞬驚いたAだったが、すぐに笑顔になり大きな声で

「ありがとう！」

と返した。マシューもやってきてみんなからお祝いされて少し誇らしげにAの肩に乗った。

マルコに手を引かれ、いつもの席に来るとサッチが現れた。

「Aちゃん、マシュー
5歳の誕生日おめでとう！俺っちのスペシャルメニューだぞ！」

そういうとAには大好物がたくさん載ったプレートを、マシューには高級牛肉の入ったお皿を差し出した。

普段は2人の栄養を考えてご飯を作っているサッチだが、この日ばかりは少しの栄養バランスの崩れには目を瞑り大好物ばかりを作るのだ。

2人は目をキラキラさせながら

「いただきます！」「ホー！」

と言って食べ始める。

お皿や口周りを汚しながら美味しそうに口一杯に大好物を詰め込む2人をマルコ、サッチを筆頭とした白ひげクルーは微笑ましく見守っていた。