航海日記 (ページ5)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:1,482 hit

1-3 ページ5

食堂までの道のりを歩いていると1匹のミミズクがAの肩に乗っかった。

少し小さめのこのミミズクこそ、Aと一緒にゆりかごに入れられていた雛鳥だ。
鳥としては成長が遅いこのミミズクはAと同じ成長速度で成長するのである。
もちろん白ひげ海賊団全員育てた感覚でそれを理解していた。

このオスのベンガルワシミミズクは名前をマシューという。

「マシュー！おはよう！今日は私のマシューの5歳の誕生日だよ！」

Aは肩に乗るマシューに撫でながら嬉しそうに話す。マシューもAに撫でられて嬉しそうにホーとひと鳴きしてリラックスしていた。

「マシュー、お前にもオヤジから誕生日プレゼント預かってるよい」

そういうとマルコはマシューにAと同じデザインの、足輪を嵌めてやった。
マシューは嬉しそうに鳴いた後感謝を込めてマルコの指に甘噛みをした。
マルコは

「オヤジにもありがとうを言いに行けよい」

と言いながら優しくマシューを撫でてやった。

マシューはミミズクらしく静かに飛び立ち、白ひげの部屋へと飛んでいった。

マシューが飛べるようになってから白ひげの部屋のドアの1番上の部分にマシュー用の出入り口ができたそうだ。