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ギル「新しい闇の魔術に対する防衛術の先生を紹介しましょう」
そう言ってドヤ顔をしながらロックハートは降りて来た。
ダンブルドアが卿の申し出を断ったその時から“呪われた学科”となったことなどどうせ奴は知りもしないのだろう。
もし知っているのであれば英雄である自身には関わりがないとでも？
ならば奴を偽造者だと知っている私からすれば随分と滑稽な話だ。
比較的後ろの方の席で奴の気味の悪い笑い声を聞いていると、どうしてか奴と目が合った。
ギル「あぁやはり…」
ため息交じりの奴の声にハーマイオニーを初めとする女子生徒が幸せそうなため息を漏らす。
そしてそのまま奴は私に近づき、私の頬に片手を添えた。
ギル「貴女のその瞳は美しい」
貴女「それは…ですが先生、今は授業中です。生徒と教師は一定の距離を保つべきかと」
私はそう言うと同時に奴の手を払いのけた。
きっと卿ならばもっといい断り方を知っていたのだろうが、今の私には奴に対する嫌悪感をどうにかして理性が抑えてけている形だ。自分自身上出来だと思う。
ギル「おや、その瞳の色とは裏腹にお冷たいのですねぇ」
貴女「私の色も、冷たいのもきっと血筋ですから。お気になさらず」
適当に不自然ではない、だが少しばかり敵意を含めた笑みを向ければ奴は笑いなのかため息なのかよく分からないものを吐き出しながら教卓の方へと戻って行った。
そしてまた何かを語りだし、自身の傍に置かれた籠を全員に見せる。
ドラ「あれ、何が入っていると思う？」
貴女「どうせピクシーか何かでしょう。まぁ、彼にどうにかできるかと問われれば返答に困りますが」
パン「ピクシー？どうしてピクシーなの？」
貴女「さぁ…勘、とだけ言っておきましょう」
最前席だろうと構わずに、だがそれなりに小さな声でそんな話をしていると、やはりドヤ顔をした奴が籠に被せられていた布を勢い良く摘み上げた。
貴女「ほら、まぁ、この後彼は逃げ出しますがね」
そしてやはり、あの見聞きしたとおり、奴は“ペスキピクシ・ペステルノミ”と唱えて奥の部屋へと逃げ込んだ。
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左右田中毒 - いつも見させて頂いております。 貴女様の手掛ける作品はほとんど見ていますが、その中でもこの作品は特に好きです。これからもゆっくり更新なさってください。応援しています (2016年2月20日 23時) (
レス) id: 0cfe4c43b6 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 更新頑張ってください！！！！！！！！！！！！ (2015年7月6日 22時) (レス) id: a9f5c2f56e (このIDを非表示/違反報告)
(名前)芽衣(プロフ) - 今まで見たものとは違った視点でとてもおもしろいです！！ 今１番のお気に入り作品なので、続きがとても楽しみです！！ どうか早めの更新お願いいたします！！！ (2015年6月29日 20時) (レス) id: aa30ebdc14 (このIDを非表示/違反報告)
姑少女 - 深い内容で面白いです。忙しいと思いますが、更新待ってます。 (2015年6月28日 22時) (レス) id: 678d61674c (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 更新ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (2015年6月15日 20時) (レス) id: 8e7061f8ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍光灯 | 作成日時：2014年9月10日 19時
