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今年度初の授業と、ロンに吼えメールが送られてくるあの騒動の後、私達はついにあのロックハートの授業を受けることとなった。
ドラ「あいつ、本当に授業なんてできるのか？」
貴女「そうですねぇ…まぁ、彼は偽造者ですから」
セオ「偽造者？」
談話室から大広間まで、６人で廊下を独占しているかのような形で歩いてゆく。
独占。そう言ってしまうと聞こえは悪いが、いい意味でも、悪い意味でも私達にかかわろうとしてくる生徒が居ないのだ。
スリザリン生というだけで他寮の生徒からは軽く避けられ、寮内でも私達の家の名が強すぎてどうにかして関係を持とうとしてくる先輩方は居ても、それ以外の目的で近づいてくる生徒は殆どいない。
貴女「じき分かりますよ。それに、私には彼の何処が良いのかさっぱり」
パン「そうね、私もそう思うわ」
ブレ「意外だな。パンジーはああいうのが好みなんじゃないのか？」
パン「どう言うこと！？あんな胡散臭い奴ごめんよ！！」
彼女がそう言い放つどほぼ同時に私達は大広間へと入る。
いつもの席に着きながら横目で奴が居るであろう教師の集まるテーブルを見ると、奴は女子生徒に変なモノを飛ばしながら食事をしていた。
パン「あんなのよりスネイプ先生のほうがよっぽどいいわ！ねぇA？」
貴女「えぇ、やはり貴女とは気が合いますね！パンジー！」
教授はというと、いつもの席で黙々と食事をしている。
顔を上げた教授と一瞬目が合ったが、彼は怪訝そうな顔を隠しもせずに食事を続けた。
貴女「あら、嫌われてしまったようですね」
パン「そう？恥ずかしいだけとか、そう言うんじゃない？」
貴女「フフッ…教授の中にいる女性はいつでもただ一人だけですよ。私なんぞが…おこがましいにも程があります」
ドラ「スネイプ先生が？なんの冗談だ？ご結婚されていないはずだぞ？」
いつもの席に着き、クラッブとゴイルが目の前にあるパンに手を出したと同時に少しだけ笑いながらドラコがそう言うと、隣に座ったザビニまでそれに同意する。
貴女「あら、奥様とは一言も。教授の様な生き方も素敵だとは思いますがね」
そう言いながら、ザビニとドラコの間からグリフィンドールのテーブルを覗くと、いつもと変わらないであろうジニーの姿が見える。
パン「何かあるの？」
貴女「…いいえ…まぁ、暫く経てば分かりますよ」
私はそう答えながら目の前のサラダに手を伸ばした。
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左右田中毒 - いつも見させて頂いております。 貴女様の手掛ける作品はほとんど見ていますが、その中でもこの作品は特に好きです。これからもゆっくり更新なさってください。応援しています (2016年2月20日 23時) (
レス) id: 0cfe4c43b6 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 更新頑張ってください！！！！！！！！！！！！ (2015年7月6日 22時) (レス) id: a9f5c2f56e (このIDを非表示/違反報告)
(名前)芽衣(プロフ) - 今まで見たものとは違った視点でとてもおもしろいです！！ 今１番のお気に入り作品なので、続きがとても楽しみです！！ どうか早めの更新お願いいたします！！！ (2015年6月29日 20時) (レス) id: aa30ebdc14 (このIDを非表示/違反報告)
姑少女 - 深い内容で面白いです。忙しいと思いますが、更新待ってます。 (2015年6月28日 22時) (レス) id: 678d61674c (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 更新ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (2015年6月15日 20時) (レス) id: 8e7061f8ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍光灯 | 作成日時：2014年9月10日 19時
