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書店に入れば、この狭い空間に沢山の人が集まっていた。
ルシウスはそんな空間に足を踏み入れることに躊躇いを見せていたため、外で待っていることを進めた。
人の少ない２階へと行こうと階段を上っていると、なぜか私の腕が引っ張られた。
？？「少し良いですかな？」
そうは言っているものの、向こうは私に返答させる気はないようで、どんどんと下へと引きずってゆく。
貴女「あ、あのっ…」
やっと腕が放された先に待っていたのは、つい先程まで顔を合わせていたロックハートだった。
ギル「あぁやはり！あなたはＭｓ．ゴーントですね！？」
貴女「え、えぇ…まぁ」
奴は右側にハリー、左側に私を抱え、いい意味でも悪い意味でも眩しい笑みを浮かべる。
ギル「２人ともにっこりして、一面のトップを飾りますよ」
そんな声が斜め上で聞こえたかと思うと、現代とは思えない程強いフラッシュが２、３度たかれる。
ギル「なんと記念すべき瞬間でしょう！ハリー君とＭｓ．ゴーントが私の自伝を求め…」
などとよく分かりもしない、まぁ奴が自惚れていることだけは分かる言葉を発してゆく。
状況が分かっていないのはハリーも同じらしく、時たまこちらを見てくる。
というか、なぜ私が呼ばれたのだろうか。
この世界で英雄視されているハリーが呼ばれるのは原作でもある通り普通だが、私のような純血でしかない…強いて言えば１年前に突如姿を現したこと位しか特記する点がない小娘なんかを特別視する者は純血でない限り少ないだろう。
ギル「レディ？どこかでお見かけしましたかな？」
そんなことを考えていると、奴は私の肩に手を置きながらそう尋ねてきた。
貴女「いえ…人違いでは？」
ばれてしまったのだろうか。だがあの時奴は私の瞳を黒と言った。残念ながら私のそれは赤だ。
ギル「いえですが…貴女のその美しい髪を何処かで…あぁ、確かｓ「Ｍｓ．ゴーント」
奴が何かを思い出したとき、ルシウスの声が響いた。
貴女「Ｍｒ．マルフォイ…」
ルシ「そろそろ、時間だが？」
私は少しばかり怪訝そうな顔をしながらそんなことを言うルシウスに助け出された。
その後、外で待っていたパンジーたちになんと言うか…言葉で言い表すのであれば哀れみ、と言うのが一番近いだろう。そんな視線を向けられた。
そしてルシウスは無事卿の日記をバケツに入れることに成功したようだ。
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左右田中毒 - いつも見させて頂いております。 貴女様の手掛ける作品はほとんど見ていますが、その中でもこの作品は特に好きです。これからもゆっくり更新なさってください。応援しています (2016年2月20日 23時) (
レス) id: 0cfe4c43b6 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 更新頑張ってください！！！！！！！！！！！！ (2015年7月6日 22時) (レス) id: a9f5c2f56e (このIDを非表示/違反報告)
(名前)芽衣(プロフ) - 今まで見たものとは違った視点でとてもおもしろいです！！ 今１番のお気に入り作品なので、続きがとても楽しみです！！ どうか早めの更新お願いいたします！！！ (2015年6月29日 20時) (レス) id: aa30ebdc14 (このIDを非表示/違反報告)
姑少女 - 深い内容で面白いです。忙しいと思いますが、更新待ってます。 (2015年6月28日 22時) (レス) id: 678d61674c (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 更新ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (2015年6月15日 20時) (レス) id: 8e7061f8ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍光灯 | 作成日時：2014年9月10日 19時
