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ハリーside
Aの言うとおり、ロンをハグリットの小屋につれて行くと、ハグリットはロンに大きな木製のバケツを差し出した。
ハグ「専門の道具がねぇとなぁ…」
ハグリットがそう言うと同時に、隣にいたロンがまた一匹ナメクジを吐き出した。
ハグ「誰を呪うつもりだった？」
ハリ「マルフォイだよ。あいつハーマイオニーを…よく分からないけど酷い呼び方してた…」
ハー「…“穢れた血”ですって」
ハーマイオニーが僕らに背を向けながらそう言うと、ハグリットが息を呑む。
その反応で、人間界で育った僕でもその“穢れた血”という言葉がどれだけ酷い言葉なのかが分かった。
ハグ「気にすることはねぇハーマイオニー。お前さんは自信を持ってえぇぞ」
僕にその“穢れた血”の言葉の意味を説明してから、彼はハーマイオニーを慰めるようにそう言う。
そして、ハーマイオニーが落ち着いたころ、再び口を開く。
ハグ「しかしお前さんら、どうして直ぐに俺のことを思い出した？」
ハリ「あぁ…えっと…Aがハグリットなら対処法を知ってるって」
ハグ「A…？」
彼女の名を出しても、彼には覚えがないようだ。
ハリ「うん、A・ゴーント。長い黒髪で………紅い目の女の子」
それまで彼女を思い出そうとしていたらしい彼が、“紅い目”という部分で表情を変えた。
ハグ「“紅い目”？…ハリー、そりゃ本当か？」
それに対して頷くと、更に表情を硬くした。
ハー「Aは優しい子よ。いつもマルフォイたちと居るけど…前、助けてもらったことがあるもの」
そして、その“優しい子”という言葉は、彼の中の何かを確信に変えたようだった。
ハグ「…ハリー、ロン、ハーマイオニー…お前さん等…気をつけろよ」
ハー「えっ？」
ハグ「俺の経験上、そのAとか言うやつは危険だ。近づくなとは言わねぇが…そいつと関わるときは用心したほうがえぇ」
ハリ「どうして？」
この時、彼はその“Aは危険”ということに対して、それ以上のことを言おうとしなかった。
ハグ「どうしてもなにも…危険なもんは危険なんだ。ハリー、特にお前さんはな」
その後、その後、ハグリットに用事があるようで、僕とハーマイオニーだけが小屋から追い出された。
２人の間にどんな関係があるのか、僕等はまだ知らない。
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左右田中毒 - いつも見させて頂いております。 貴女様の手掛ける作品はほとんど見ていますが、その中でもこの作品は特に好きです。これからもゆっくり更新なさってください。応援しています (2016年2月20日 23時) (
レス) id: 0cfe4c43b6 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 更新頑張ってください！！！！！！！！！！！！ (2015年7月6日 22時) (レス) id: a9f5c2f56e (このIDを非表示/違反報告)
(名前)芽衣(プロフ) - 今まで見たものとは違った視点でとてもおもしろいです！！ 今１番のお気に入り作品なので、続きがとても楽しみです！！ どうか早めの更新お願いいたします！！！ (2015年6月29日 20時) (レス) id: aa30ebdc14 (このIDを非表示/違反報告)
姑少女 - 深い内容で面白いです。忙しいと思いますが、更新待ってます。 (2015年6月28日 22時) (レス) id: 678d61674c (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 更新ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー (2015年6月15日 20時) (レス) id: 8e7061f8ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍光灯 | 作成日時：2014年9月10日 19時
