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その後、校長が教授を呼び、私をホグズミードまでおくらせてくれた。
今は私が教授の前を歩いている。
傍から見れば親子の様にでも見えるのだろうか。
ホグズミードの人間は私達の姿を見て様々な反応をした。
セブ「貴様、何処に行こうとしているのだ」
貴女「その問いは本日二度目です」
そう言いながら石畳を歩き続けると、あの駅が見えてきた。
きっとあれが、キングス・クロス駅へと繋がっている駅なのだろう。
貴女「私が今現在住居として使えるところなど、そう多くはありません」
セブ「漏れ鍋にでも泊まるつもりかね」
貴女「それもいいですね、ですが私はマグル…それも他国の¨円¨しか持っていません」
セブ「ここから向かえる場所など高が知れているぞ」
教授の台詞が終わると、丁度駅の前に着く。
それと同時に振り向けば、多少驚いた様な教授の顔が見える。
貴女「教授、貴方はリトル・ハングルトンという場所をご存知ですか？」
セブ「リトル・ハングルトン？」
貴女「えぇ、そこに、過去の私の生家がある筈なのです」
まぁ、正しく言えば¨卿の父親の生家¨だ。
もしも無理なのであれば、ゴーント家にでも行けばいいだろう。
セブ「ここから向かうつもりか？」
貴女「そのつもりでしたが…校長が教授をお貸ししてくださいましたから」
そう言って笑みを貼り付ければ嫌悪感丸出しの顔をしながらも教授は腕を差し出してくれた。
教授の腕に触れれば再び視界が歪み、何処かで破裂音が聞こえる。
しかし、次の瞬間には視界は別の背景で修正されてゆく。
完全に歪みが解消されれば見知らぬ土地が見えた。
貴女「ここが…」
セブ「貴様が望んだ場所だ」
貴女「…そう、ですね」
そこから暫く教授に着いてきてもらいながら屋敷を探せば、なんとなくそれらしき建物を発見できた。
村の頂上にあることを考えれば間違いないのだろう。
廃墟。
この屋敷を表すにはこれ以外の言葉は必要あるまい。
確かこの近くに小屋があり、番人が住んでいるはずなのだが…。
その存在は確認できなかった。
もしかすれば卿がシニア達と共に処分してしまったのかも知れないし、寿命で亡くなったのかも知れない。
とりあえず、この屋敷周辺の状況から察するに、数十年間は人が近づかなかったようだ。
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匿名希望 - 姿現しでは？ 普通に姿『消し』の反対は姿『現し』だと思うのですが…… (2015年1月13日 19時) (
レス) id: d3e937bb77 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光灯(プロフ) - 黒の人さん» 黒の人様、ありがとうございます。なお、秘密の部屋は本章がかなり長引いてしまったため、続きは続編記事での連載となりました。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 (2014年9月10日 17時) (レス) id: e6968aead3 (このIDを非表示/違反報告)
黒の人 - 秘密の部屋続き待ってます (2014年9月10日 17時) (レス) id: d9b5d79721 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光灯(プロフ) - 黒の人さん» 黒の人様、いつもありがとうございます。ただいま日記リドルと主人公をどう対面させようか検討中ですので、もしかすれば近いうちに会話が実現するかもしれません。気長にお待ちください。 (2014年9月6日 23時) (レス) id: cde8c169d6 (このIDを非表示/違反報告)
黒の人 - ヴォルデモートと主人公の会話が気になってきます。続き見たいです。 (2014年9月6日 20時) (レス) id: d9b5d79721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍光灯 | 作成日時：2014年3月8日 17時
