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貴女「私の、こちらでの居場所をくださいませんか？」
居場所。
そう、居場所だ。
今現在、私には文字通り居場所がない。
住居という意味でも、人間関係という意味でも。
一応、血筋としては¨ゴーント家の末裔¨という立場があるが、私がそれを主張したところで、過去の私の代から途絶えているのだから殆どの純血魔法使いが信用しないだろう。
ダン「居場所…」
貴女「えぇ、この学校の生徒でも構いませんし、職員でも構いません。もっと言うならばノクターン横丁関連でも」
すると校長は立ち上がり、あの歴代校長の肖像画達と会議を始めてしまった。
どんな会話をしているのかとても気になるが、どうせ私が聞いても無意味だろう。
先程、職員や横丁の関係者でもいい。とは言ったが、私の年齢や血統からしてホグワーツの生徒以外有り得ない。
冷え切った紅茶を見つめながら応えを待っていると、校長は１つの封筒を持って戻って来た。
ダン「これを君に」
そう言って差し出された封筒にはホグワーツの校章が押されていた。
貴女「新入生…ですか」
ダン「あぁ、君には丁度よいじゃろう？」
その言葉に対して肯定の意を伝えると、校長は私の正面にあるソファに腰掛ける。
催促するかの様にこちらを見てくるので、私はこの物語を知っている人間ならば誰でも知っているであろう２つの名前を出した。
貴女「…ロナルド・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャー…今年の新入生になるであろう子供です。貴方もご存知でしょう？」
ダン「今年度入学する子じゃが…何かあるのかの？」
貴女「彼等は、この物語において必要不可欠な人物ですよ」
そう言って校長と同じ様な言葉だけの笑みを浮かべ、私は受け取った封筒を手に、席を立った。
ダン「…何処に行こうというのじゃ」
貴女「さぁ？私の行動の全てを貴方に報告する必要はありますか？」
ダン「君はこの世界に不慣れじゃろ」
貴女「そうですね…ですがまぁ、私の行くべきところなど１つでしょう？」
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匿名希望 - 姿現しでは？ 普通に姿『消し』の反対は姿『現し』だと思うのですが…… (2015年1月13日 19時) (
レス) id: d3e937bb77 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光灯(プロフ) - 黒の人さん» 黒の人様、ありがとうございます。なお、秘密の部屋は本章がかなり長引いてしまったため、続きは続編記事での連載となりました。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 (2014年9月10日 17時) (レス) id: e6968aead3 (このIDを非表示/違反報告)
黒の人 - 秘密の部屋続き待ってます (2014年9月10日 17時) (レス) id: d9b5d79721 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光灯(プロフ) - 黒の人さん» 黒の人様、いつもありがとうございます。ただいま日記リドルと主人公をどう対面させようか検討中ですので、もしかすれば近いうちに会話が実現するかもしれません。気長にお待ちください。 (2014年9月6日 23時) (レス) id: cde8c169d6 (このIDを非表示/違反報告)
黒の人 - ヴォルデモートと主人公の会話が気になってきます。続き見たいです。 (2014年9月6日 20時) (レス) id: d9b5d79721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍光灯 | 作成日時：2014年3月8日 17時
