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ハリーside
傷が痛むと同時に、ファングとマルフォイが逃げ出した。
前を向くと、ユニコーンらしき動物に覆いかぶさっている黒い何かが見える。
それが僕に気づき、近づこうとすると、奴の背後に誰かだ立つのが分かった。
その黒い何かもそれを察しているようで、僕ではなく、背後に居る誰かに近づいてゆく。
あそこには一体だれが居るというのだろうか。
ハーマイオニーやロンはハグリットと一緒だろうし、マルフォイとファングは逃げ出している。
かと言ってフィルチさんでもなさそうだ。
だとしたら、僕らと反対方向に進んでいったAともう一人のスリザリン生だろうか。
？？『………を………じ………』
遠くの方から、ささやくような声が聞こえる。
もしほかの生徒だとしたら危険なのでは？
それにこの耳元でささやくような声は一体何なのだろう。
どこかで聞いたことがあるような気もするが、どこで聞いたのかが思い出せない。
そんなことを考えていると、再び傷が痛む。
前を見ると、あの黒い何かがこちらを見て、近づいてきていた。
逃げようにも傷が痛んで逃げられない。
そんなとき、背後から何かの足音が響き、すぐに僕の頭上を飛んで行った。
それによってあの黒い何かが逃げてゆく。
僕には何が何だか全く分からず、ただただ起こったことを傍観していることしかできなかった。
？？「ハリー・ポッター。森から出なさい」
僕の名を呼びながら出てきたのは、馬の様な下半身と人間の様な上半身を持った男性だった。
これが、かの有名な“ケンタウルス”なのだろうか。
ならばなぜ僕の名前を知っていて、助けてくれたのだろうか。
それを問おうと口をあけたとき、背後からファングの鳴き声が聞こえた。
？？「おや、迎えがきたようだ。ハリー・ポッター、ここでお別れだ…だが１つ…A・ゴーントは危険だ」
彼はそれだけを言うと、登場したときと同じように突然消えた。
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匿名希望 - 姿現しでは？ 普通に姿『消し』の反対は姿『現し』だと思うのですが…… (2015年1月13日 19時) (
レス) id: d3e937bb77 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光灯(プロフ) - 黒の人さん» 黒の人様、ありがとうございます。なお、秘密の部屋は本章がかなり長引いてしまったため、続きは続編記事での連載となりました。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 (2014年9月10日 17時) (レス) id: e6968aead3 (このIDを非表示/違反報告)
黒の人 - 秘密の部屋続き待ってます (2014年9月10日 17時) (レス) id: d9b5d79721 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光灯(プロフ) - 黒の人さん» 黒の人様、いつもありがとうございます。ただいま日記リドルと主人公をどう対面させようか検討中ですので、もしかすれば近いうちに会話が実現するかもしれません。気長にお待ちください。 (2014年9月6日 23時) (レス) id: cde8c169d6 (このIDを非表示/違反報告)
黒の人 - ヴォルデモートと主人公の会話が気になってきます。続き見たいです。 (2014年9月6日 20時) (レス) id: d9b5d79721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍光灯 | 作成日時：2014年3月8日 17時
