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全員がそれぞれの行動を始めると、私たちはまずあの場所へと向かうことにした。
セオ「ねぇ、どこに向かってるの？」
貴女「あら、私が今回ドラコ君に同行したのは卿にお会いするためですよ？卿がいらっしゃる場所以外行くところはありません」
セオ「じゃあAは罰則がこれだと知ってたの？」
貴女「えぇ、まぁ…最近ユニコーンが死体で発見されたと聞いていましたから、予想するぐらい簡単でしょう？」
この森には初めて入るが、あちらの世界でフリーゲームをしていただけあってか、ここだろうという道はある程度分かる。
初見プレイばかりしていた私からすれば、３Ｄ酔いしやすそうなゲームでよくある地形にも見える。
暫く歩くと、ユニコーンの血らしき液体を見つけた。
先程のものと比べてもまだ新しいようだ。
きっとこの近くに卿が居るのだろう。
貴女「もうすぐ対面しそうですが…貴方はどうされます？」
卿に会うとなれば、一人だった方が好都合かも知れない。
それ以上に、彼を危険な目に合わせてはいけない気もする。
多分、この近くに卿が居るのだとしたら、きっとハリーも居る。そして、彼に危害が加えられないようにとケンタウルスも居るだろう。
ならば、ある程度は身の安全が保障されているようなものだ。
彼等はダンブルドアの生徒を傷つけるような真似はしないだろう。
セオ「…今更聞くの？」
貴女「あら、愚問でしたか？」
私のそんな問いに対して彼は一度だけ頷いた。
セオ「ここまで来たら戻れない。それに、僕だって将来お会いすることになる」
確か、彼の父は死喰い人の一人だった筈だ。
彼は有力な純血貴族ということもあり、将来的にその左腕に闇の印を刻むことになるのだろう。
だとしても、早すぎはしないだろうか。
彼は１１歳。私が言うのもなんだが、魔法使いとしても、人間としてもまだまだ未熟だ。
私が把握している死喰い人の最年少は親世代のレギュラス・ブラックの１６歳だった筈だ。
そう考えても、今彼が卿と対面するのはかなり早いだろう。
セオ「それに、Aだけで行かせるなんて出来ない」
貴女「…そうですか…では、行きましょうか」
私たちは一度顔を見合わせ、ユニコーンの血の続く方へと歩みだした。
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匿名希望 - 姿現しでは？ 普通に姿『消し』の反対は姿『現し』だと思うのですが…… (2015年1月13日 19時) (
レス) id: d3e937bb77 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光灯(プロフ) - 黒の人さん» 黒の人様、ありがとうございます。なお、秘密の部屋は本章がかなり長引いてしまったため、続きは続編記事での連載となりました。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 (2014年9月10日 17時) (レス) id: e6968aead3 (このIDを非表示/違反報告)
黒の人 - 秘密の部屋続き待ってます (2014年9月10日 17時) (レス) id: d9b5d79721 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光灯(プロフ) - 黒の人さん» 黒の人様、いつもありがとうございます。ただいま日記リドルと主人公をどう対面させようか検討中ですので、もしかすれば近いうちに会話が実現するかもしれません。気長にお待ちください。 (2014年9月6日 23時) (レス) id: cde8c169d6 (このIDを非表示/違反報告)
黒の人 - ヴォルデモートと主人公の会話が気になってきます。続き見たいです。 (2014年9月6日 20時) (レス) id: d9b5d79721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍光灯 | 作成日時：2014年3月8日 17時
