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女子トイレに足を踏み入れると、ハーマイオニーのものと思われる嗚咽が聞こえる。
きっと自分以外誰もいないと思っているのだろう。
押し殺してはいるものの、その殆どが外に漏れている。
私が接触を図ろうと、彼女が居るであろう個室へと近づくと、その扉が少し動く。
あぁ、もしかしたら出てくるのかも知れない。
同時刻、大広間
パン「A、遅いわね…」
ドラ「まぁ、ここからそれなりに離れてるからな」
パン「やっぱり私、行ってくるわ！」
パンジーが立ち上がった瞬間、大広間の重厚な扉が勢い良く開いた。
クィ「ト、トロールが！地下室に！！」
¨トロール¨と言う単語が大広間に広がり、それぞれが¨トロール¨という魔法生物の生態を頭の隅で思い出した瞬間、この大きな空間に悲鳴が響き渡る。
ある者は呆然とし、ある者は意味もなく叫ぶ。
そんな中、スリザリン席に何の反応もしない生徒が１人だけいた。
セオドール・ノットだ。
彼はトロールの生態や、危険性を知っていながら平然としている。
セオ「(きっと、Aはこれを知っていた。)」
これまでの日常で、Aは勘にしては鋭すぎる¨予言¨と表現するべき行動を多く取っていた。
しかし、予言にしては正確過ぎており、A本人の行動を見ていると、セオドールにはその詳細を隠し、楽しんでいる様にも見えていた。
そんなとき、彼の耳にある情報が飛び込む。
？？「〜〜〜はまだこれを知らない！」
？？「でも〜〜〜はまだ女子トイレだろう！？」
この瞬間、彼はある１つの仮説を組み立てた。
もし、Aがトロールが進入する事を知っていて、そのトロールが彼女の言う¨物語¨に何らかの関係があるとしたら…。
きっと彼女はどんな危険があったとしても、その場に向かうだろう。
パン「！セオドール！？何処に行くの！？」
パンジーの言葉も聞かず、彼は駆け出した。
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匿名希望 - 姿現しでは？ 普通に姿『消し』の反対は姿『現し』だと思うのですが…… (2015年1月13日 19時) (
レス) id: d3e937bb77 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光灯(プロフ) - 黒の人さん» 黒の人様、ありがとうございます。なお、秘密の部屋は本章がかなり長引いてしまったため、続きは続編記事での連載となりました。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。 (2014年9月10日 17時) (レス) id: e6968aead3 (このIDを非表示/違反報告)
黒の人 - 秘密の部屋続き待ってます (2014年9月10日 17時) (レス) id: d9b5d79721 (このIDを非表示/違反報告)
蛍光灯(プロフ) - 黒の人さん» 黒の人様、いつもありがとうございます。ただいま日記リドルと主人公をどう対面させようか検討中ですので、もしかすれば近いうちに会話が実現するかもしれません。気長にお待ちください。 (2014年9月6日 23時) (レス) id: cde8c169d6 (このIDを非表示/違反報告)
黒の人 - ヴォルデモートと主人公の会話が気になってきます。続き見たいです。 (2014年9月6日 20時) (レス) id: d9b5d79721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛍光灯 | 作成日時：2014年3月8日 17時
